ホワイトデーSS
〜用意する物〜
生キャラメルの材料
新鮮なネギ
焼肉のタレ
「何作ってるの?;」
「いえ、恐怖の生キャラメルの作成をですね!売れますよー!きっと☆」
罰ゲームのアイテム的な意味では売れるかもしれない。
…が、正直食べ物を粗末にしている。
「カイルさんには苺の生キャラメルですよ〜♪」
「ありがとう…;」
そっと渡された包みを開いてみても、甘い香りがするだけで目の前のネギやらタレやらの匂いはしない。
どうやら、危険物を作る前に作っておいたようだ。
―――しかも、量が普通である。…いや、多少多いが、食べきれる範囲だ。
「フッ…!いつもいつも作りすぎでカイルさんに怒られるんで、今回はこういう作業をして、気を他へ逸らしてみました!!でもちゃんと愛は濃い目に入ってますよ!!」
「……………………ありがとう;」
それがこの異臭キャラメル作成の発端のようだ。
カイルは巨大なホワイトデーのお返しよりも、現状のがまだマシだと判断した。
「ハッピーホワイトデーです!!」
「……………(汗)」
何かに負けた気がする。