バレンタインのお返し。

 

ホワイトデー。

ホワイトデーと言えば、バレンタインにいただいたチョコにお返しをする日である。

 

しかし………

 

「……………(悩)」

 

 

――――一体何を渡せばいいんだ…?(滝汗)

 

 

お返しをしなれていない人物にとっては、頭を悩ませるイベントだった…。

 

 

 

 

 

何を返せば良いのかと言えば、何でもいいから物を返せばいいのだろうが、1番妥当なのはやはりお菓子をもらったのだからお菓子なのだろう。

テッドも一応恋人(カイカ)からチョコ(だかまんじゅうだかわからないチョコ)をもらったのだから、チョコを返せば良い…と思ったのだが、そうでもないらしい。

クッキー、ましゅまろ、飴。

そういう物がメジャーらしい。

 

(わからん…!;)

 

そのお菓子にどんな意味があるのだとか、そんな事を言われてもテッドには全く理解出来ない。かなりの異文化なのだ。

気にしなければ問題はないのだが、それでも多少は気になるもので、一体何を送れば良いのか頭を抱えてしまった。

 

もう砂糖でもやるか…と投げやりにテッドが考えていると、親友の恋人でこの城の主だという子供(テッドからすると)が目の前を通過して行った。…鼻歌などを歌いながら、ノリノリの様子でだ。

―――――しかも、背中には卵が大量に詰まったカゴを背負い、手には山盛りのイチゴを抱えていた。

 

「待った!;」

「はい?何ですか〜?」

 

呼び止められたカナタは、逆にテッドを不思議そうな表情で見る。

「…何に使う気だ、ソレを;」

「このイチゴと卵の事ですか?? そりゃあ無論!ホワイトデーのお返し☆イチゴムースの材料ですよ!」

「全部か?」

「全部です!」

キッパリとカナタは言った。

「というか…v お風呂場(湯舟)一杯に作ろうと思ってるんで☆コレはまだまだほんの一部ですよ♪」

「勿体ないからヤメロッッ!!;」

食べ物を粗末にするな!(怒汗)

 

「何を言うんですか!?ムースと一緒にカイルさんも一緒に食べちゃおう☆な、僕の壮大な計画を阻止するつもりですかッッ!?(怒)」

「そんな下らない作り方したら!カイルに見せた時点で怒るに決まってるだろうがッ!(怒)」

「―――はっ!盲点でしたッ!!;」

 

盲点もクソも、穴だらけ…いや、穴しかない枠のような計画だ。

「せっかくテツさんのいない隙にお風呂ですぃ〜と♪プレイをしようと思ったのにを…! 仕方ないですからッイチゴムースは普通サイズ!お風呂は模造材料で作製に変更です!!」

「結局するのかっっ!!(怒)」

テッドの突っ込みもなんのそので、カナタは勢いよくどこかへと駆け去っていく…。

「はあ…(汗)」

もう考えるのも馬鹿らしくなって来た…。

 

下手に奇をてらって、器用かつ妙な事を仕出かすよりも、感謝の気持ちだけを伝えよう………。

カナタの姿を見てそう悟ったテッドだった。

 

 

 

――――飴とまんじゅうを店で買い、ぶっきらぼうながらもカイカに手渡している姿が城内で見掛けられたという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし。意外にイチゴムース風呂は受けたらしい。

 

「わあ…ピンクの泡風呂…♪」←ちょっと楽しい

「いちご。(♪)」

「巨大イチゴボールもありますよ〜♪♪」

「つか、甘いぞ…;」

 

 


主坊…?

あれ?テッドさんメイン…??

…まあ、よしっ!;(吐血)