13日の金曜日再び

 

「カイルさーーーーーーーーーーーーーーーーんっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!ジェイソンです!!又ジェイソンがきます〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

 

ギャーーギャーーーと叫び、カナタはカイルにタックルをかます。勢いあまってまたもやカイルをベッド上に押し倒してしまっているが、本人は『ラッキーです!』とは思っても上から退こうとはしない。

カイルもため息を着くだけで、抵抗はしない。

「今日も13日の金曜日なの…?」

「そーーなんです〜〜〜〜!!!来ますーーーー!!絶対来ますーーーー!!―――でも!安心して下さい!!」

騒ぐだけ、騒いでおいてカナタはぴたっと騒ぐのを止める。そして、自信満々にカイルの上でにやりと笑う………。

「今回はジェイソン対策はバッチリなんです!!」

「?」

前回も何事もなくすんだのだから、今回も別に大丈夫では?と、思う所だが。人間怖い物はどうあっても怖いのだ!

「アダリーさんとカーンさんとガンテツさんとメイザースさんとで対ジェイソン兵器を共同製作してもらってるんで――――!!」

 

ちゅどーーーーーーーーーーーーーーーーんっっっっっっ!!

 

どこからともなく大きな爆発音。

「……………」

「……………」

どう考えても失敗したのだろう。タイムリーな話だ、

 

「――――――うわーーーーーんっっ!!!!!カイルさーーーんっ!!ジェイソン来ますーーー!!中身は『バイ●ハザード』かもしれませーーーーーーーんんんんんんんっ!!!!」

ぎゅうぎゅうとカイルを窒息させるように抱き着くカナタ……………

「『バイオハ●ード』のゾンビだったら倒せませーーーーんッッッ!!」

「カナタッ!(落ち着いてほしいっ)ネクロードの時のゾンビは全然平気だったんじゃ……………っっ」

「あんなの、死体から出来たやつじゃないですかーーーッッ!!恐くないですーー!!『バ●オハザード』のゾンビは違うんですーーーーー!!来るんですーーー!!喰うんですーーー!!染るんですーーー!!復活するんですーーーーーーーっっっっっ!!!!!(泣)」

どうやら最近カナタ少年は、『バイオ●ザード』をプレイしたらしい………。

 

「うわーーーっっ!!うわーーーーーーーーーーーんっっっっっっ!!!!!!!!」

「…………(汗)カナタ、ごめんね…」

 

―――――― ゴンッ!

 

「うきゅ〜〜〜」

そこらの鈍器で殴られ、渾沌するカナタだった。

確かにこれなら、恐くもないし煩くもないが…………………

「今日は早めに寝ようね、」

意識の無くなったカナタにそう言葉をかけ、カイルは自分の上から少年をなんとかのかし、2人仲良く(?)就眠した。

 

 

 

――――そして、庭では……

 

「………」

手にチェーンソーを持つ、穴の空いた仮面をつけた男が佇んでいた………。

―――が、その男は轟く爆発音や絶えまなく上がる悲鳴を聞き、暫くした終巡した後坊ちゃんラブ城を後にするのだった………………………………。

 

 

今宵はこれにて終局………。