『恐怖決行』

 

「来るんですーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

 

「…………」

何が…?とは、すでにカイルは聞かなかった。

すでに、今回で4回目の13日の金曜日が来ているのだ。

「カナタ………」

「はい?」

「この間(平成14年の10月)にもあったのに、騒がなかったんじゃ…?」

「あれは前日に騒ぎ過ぎて寝てたんです!!」

そう、まるで遠足に行く前日に騒ぎ、その日になって疲れている子供のように…。

「………(汗)」

その騒動を思い出して、カイルは遠い目になった。

「ともかく!ジェイソンですよ!!ジェイソン!!」

「うん、」

カイルは首をかしげて問い掛ける。

「大変な事が分かったんです!!」

「?」

恐怖の色を浮かべてカナタは呟いた…

 

「奴は不死身だったんですっ……!!」

 

「…………」

一体誰がそんな余計なことを教えたのだろうか…?更に、恐怖に拍車をかけてしまっているようだ。

「と言うわけです!!カイルさん!!!!!にんにくとか聖水とか十字架とか用意しましたから一緒に寝ましょう!!」

「…………うん…(でも、にんにくはやめて欲しい…>汗)」

 

一緒に寝ると言うことが真の目的なのかも知れない…。

 

 

 

が。 夜11時

 

「…………寝れません(泣)」

「………(汗)」

以前の過ちをおかすまいと、前日にたっぷり休眠をとったのが悪かったのか、カナタにはまったく睡魔は襲ってこなかった。

「カイルさ〜〜〜ん!!!(泣)」

「…………(汗)」

まさか、今年も殴るわけにはいかないためにカイルはどうしようかと思いながらも……………………どさくさに抱き着きをかます少年に…まあ、色々されたのであった。

 

 

 

夜11:55

 

「…………(汗)」

何があったのか不明だが、なぜか疲労困憊なカイルだ。

 

―――――――ふいに気配が走った。

 

「!?(汗)」

振り返り、窓をみてみると…………そこには!!

 

 

チュィィィイィィン…!

 

 

大量の空気穴のある仮面をつけ、手にチェーンソーを持った謎の人物が立っていた。

「!?!?!?!?!?!?;」

謎のできごとに、カイルは慌てて隣にいるはずの少年を振り返るが…。

「くかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」

タイムリミットで爆睡中であった…。とてつもなく、間が悪い大馬鹿やろうだ。

「カナタ……(汗)」

力なくつぶやきをもらすカイルである…。

そして、カイルはどうしたかと言うと…

 

「あの…;今年はカナタダメみたいです、よ…?」

「……………」

謎の男にそう話し掛けた。

 

しばらく沈黙が続き………

 

互いに一礼しあった…。

 

 

 

一体何やつなのか、本物のジェイソンなのか、何の目的があるのか………それはまだまだ謎のままなのであった。

 

 

 

 

翌朝

爽やかな朝日が窓から差し込む中、カナタは大きく伸びをした…。

とてつもなく爽やかな笑顔だ。

「ふう!何ごともなく終わりましたね!!対ジェイソン用兵器(?)が効いたんですね!!」

「うん…、」

 

真実はカイルだけが知るのであった…………

 

 

エンド