遠足大作戦 その3

 

 

えんそくへとやってきたにゃんこたちですが、やはり勝手気ままがモットーなにゃんこなので、それぞれバラバラになってあそんでいます。

バラバラといっても、4匹しかいないわけですから、2組にわかれているだけでしたが…

 

 

食事もおわって、まんぷくなテッドにゃんこは、のんびりと葉っぱの上できゅうけいしています。

野良にゃんこのけいけんのあるテッドさんは、見た目のねんれいよりも、とても大人にゃんこなのです。

なので、遊ぶときは遊ぶ。気ののらないときは、ゴロゴロするのです。

で、テッドちゃんこのうしろには、薄い茶色のみみとしっぽがピクピクゆれていたりします。

きもちよさそうに、背中をテッドにゃんこにくっつけてねむっているのは、さいきん(?)知り合ったカイカにゃんこです。

何だかんだで、春先からいっしょにマクドール邸でおせわになっているにゃんこなのですが…テッドにゃんことのかんけいは複雑なのです。

 

…ぶっちゃけデキちゃってます。

 

いえいえ、このことばはすこ〜し、正しくありませんでした。

知り合ったいきさつは、カイカにゃんこが発情したにゃんこらに訳もわからずに追いまわされているところを、テッドにゃんこが保護したというのがきっかけなのですが。何だかんだでなつかれてしまって、テッドにゃんこもわるい気はしなかったので…………その日のうちに大人なかんけいになってしまっていたのでした。

 

「………はあ;」

テッドにゃんこはため息をつきます。

そう、その理由は――――…きちんとおつきあいの手順をいまだに踏んでいないということについてです。

とてもふくざつですね。けっして良い子はまねをしてはいけません。

しかしまあ、それなりの雰囲気にはなっているのですが、言うタイミングをはずしてしまい、告白ができなかったのですね。

テッドにゃんこ的にも、カイカにゃんこをキライではなく(実際のところ、スキなのでしょうが)、なんとか”恋人”というかんけいを宣言したいところなのでしょう。

…が、なぜかヘタレて言えていないでいました。

テッドにゃんこを弁護いたしますと、いざ告白!というタイミングになると、まわりがさわがしすぎたり、カイカにゃんこが天然なそうどうをおこすのにツッコミをいれたりで、かんじんのムードがなくなってしまうのです。

しかも、きょうはWデートだとかいいつつも、こにゃんこしゅさいの遠足なので、どうあってもしずかな雰囲気にはなりません。2匹ですわっているいまでさえも、こにゃんこのハッスルした声がひびいているのですから…。

アレでよく、親友にゃんこ(カイル)とつきあっているといえるなぁとテッドにゃんこはおもいます。というか、よくつきあっていられるなぁ…というのが正解かもしれません。

「………はぁ〜;」

肩ごしに、カイカにゃんこをみつめてみると、あんしんしたようにねむるすがたがあるばかりです。今は、テッドにゃんこのすきな海色のひとみがはみえませんが、気をゆるして甘えているすがたがかわいくて、うごくにうごけません。

(どうするかな…;)

「――む。」

「む?」

カイカから寝ごとにしては、みょうな鳴きごえがしたので、ふたたびテッドにゃんこがしせんを向けてみますと…くちに落ち葉をはりつけて苦しそうにしているカイカにゃんこのすがたがありました。

「おわあっ!;」

あわててテッドさんがはっぱをとってあげますと、そこには無防備にさらされたやわからそうなくちびるがあります。

「………」

おもわずじ〜っとみてしまいます。

急にしずかになった周囲にせなかをおされるにように、テッドにゃんこはふらふらと頭をカイカさんにちかづけます………が。

 

コンッ。

 

――――――――スココココココココン!

…どんぐりの雨がふってきました。

「………」

かるくても量があると、けっこうイタイものです。

とうぜん、カイカにゃんこもパッチリとめをあけます。

「、」

「どーんーぐーりー♪ あっそびましょ〜!」

そんな声にみあげてみれば、こにゃんこカナタがどんぐりの木にのぼり、どんぐりを大量にかかえているではありませんか。はんにんは決まりきっています。

そして、ほごしゃの黒にゃんこさんは、べつの木にのぼっていて、こにゃんこの暴挙をとめられなかったようです。

「…(♪)」

あそびにさそわれたカイカさんはといいますと、無表情ながらもおもしろそうだとおもったのでしょうか、ひょいっとはねおきて、木のうえにのぼっていきます。

「………………………」

…のこされたテッドさんはといいますと…

 

「………」

「………」

 

木のうえのこにゃんこと、しばし見つめあい。

こにゃんこカナタのピーンと立ったみみとしっぽが、

 

(ふっふっふー! 僕の目の届く範囲で!僕よりおいしい目には合わせませんよー!>怒)

 

…とかたっていました。

テッドにゃんこは、身近にそんざいした敵の発覚に、ピクピクとひたいにあおすじをうかべるばかりです。

どうやら、告白できないでいるげんいんがハッキリしたようですね。

 

 

…こにゃんこの良いおもちゃにされている、2匹にさちあらんことを…

 

 

 

…打ち込むのに時間がかかりすぎて、面白くも何ともなく…(吐血殴)

テド4中心で身近にいる敵というリクエストにお答えしてみたり…?(笑)