一瞬の不覚

 

『こいつはいつ気づくのだろうか?私がこいつを深く愛している事に、』

クルガンはふとそんな事を考え、苦笑を漏らす

言わなければ拗ねる、言っても信じない、

そんな相手にどう思いを告げればいいのか、

「ん〜〜〜?朝飯〜〜〜〜…」

子供のような寝顔で自分の側で寝ている。

先ほどまで、あんな行為をしていたとは思えない

既に寝癖のついている髪を軽く撫で、その耳元に唇を寄せて呟く

 

「愛しているぞ、シード」

 

がたんっ、ぽてんっっ

天井から何者かが落ちてくる。

「…カイル殿」

「き、聞くつもりはなかったんですけど、ちょっと…(///)」

だいたいの予想はつく、

「「カイルさ〜〜〜〜ん!!!!」」

声がハモって聞こえてくる、どちらも聞き覚えがある声だ。

「あ、それじゃ失礼します。」

一瞬で立ち直る所は、さすがトランの英雄と言った所だろうか?

バタバタと騒がしい足音が遠ざかってゆく、

「………………やれやれ、」

「くかあああーーーーー、くーーーー、すーーーー、」

クルガンは苦笑しつつ、もう一度シードの頭を軽く撫でた

 

一番呑気なのは寝ているものと言った話。

 

                                       終わる。

 

…まあ、オッケーと言う事でいいですか?紺碧さん?