キスとキャベツ畑

 

 

「カイルさ〜ん!!知ってますか〜?ちゅうで赤ちゃんができるそうですよ!?」

ぶっっっっっ!!!!

若きリーダーのそんなセリフに、周りにいたメンバー達は飲んでいた酒を吹き出す。

「なっなっ、カナタ!?そんな訳ないだろうが!!」

いち早く立ち直った青い人は、同意を求めるように横に座っているカイルの方を向く。

「え…、グレミオに『キャベツ畑』で生まれるって聞いたんだけど…」

どごおっ

今度こそ同盟軍メンバーは、強かに机に頭をぶつけダウンする。

「カ、カイルお前たしか18ぐらいだろうがっ!?」

「???」

よくもここまで純粋培養で育ったものだと感心する、よほど付き人がガードしていたのだろう。

解放軍当時も、ビクトールのその手の話のときはさりげさく部屋に帰されていた。

「ええっ!?そうなんですかぁ!?どっちが本当なんでしょうか!!」

「さあ…」

「実験してみましょうか?丁度『キャベツの種』植えた所ですし!!」

「うん」

「お前らとっととベッドに入って寝てろ!!」

ビクトールが居なくてよかった、と心から思うフリックだった。

 

終わる