Jealousy

最近カナタはクルガンさんと仲がいい。

別に気になるわけじゃない…。 けど、気にならないわけでもない…。

クルガンさんにはシードさんがいる。 好きになってもカナタが傷つくだけだ。

                                 ―――――それだけ?

それだけ…。

それ以上僕がどんな事を気にするというのであろうか?

                                 ―――――本当に?

それ以上どんなことがあるというのであろうか?

                         ―――――カナタのこと、好きじゃないの?

僕が?

誰を?

好きって?

同じ時を生きることができないのに?

わからない…。

自問してみても返ってくるのは沈黙だけ…。

 

「クルガンとカナタが?」

たまたま遊びに来ていたシードがカイルの口から聞いた言葉は恋人の浮気疑惑であった。

「うん、最近仲良いよね?」

「確かに…、でも、カナタはカイルのことが好きなんだろ?」

シードの言葉にカイルは、さびしげな笑みを浮かべ言った。

「気持ちなんて、あってないようなものだよ…」

「どういう事だ…?」

カイルの言葉の真意を理解しかね、シードが聞き返す。

「…変わらない気持ちなんてないよ。ううん、気持ちだけじゃない。 この世に変わらないものなんてないんだよ。…真の紋章を持つもの年齢以外に…」

何かに耐えるようにして俯きながらカイルが言う。

「永遠なんてない…、全て、いつかは変わってしまう」

苦しげに言い放つカイルに今まで黙って聞いていたシードが言った。

「……難しいことはわかんねぇけど、それでいいんじゃねぇか?」

「え?」

意外なシードの言葉に弾かれる様にしてカイルは顔を上げ、シードを見た。

視線の先にやわらかな笑みを浮かべたシードがいた。

「変わるから面白いと思わねぇ?」

「・……?」

「もしかしたら、明日俺は突然クルガンが嫌いになってるかもしれない。 でも反対に、今よりもっと好きになっているかもしれないぞ?」

「…!!」

シードの言わんとすることに気がつきカイルははっとした。

「…うん…」

「なーんて、俺が言っても柄じゃねぇな」

苦笑しながら言うシードにカイルは慌てて首を横に振った。

「…そんなことないよ…」

「そっか?あー、でもあいつら仲良すぎっっ!!帰ったらとっちめてやる!!」

一人燃えるシードを見て、カイルはくすくすと笑った。

笑いながら、自分の中のこの感情をなんと呼べば良いのかわかった気がした。

―――――嫉妬…

(そっか、そうだったんだ…。)

認めてしまえば、納得するのも早かった。

(でも…カナタには言ってやんないv)

自分の中の新しい一面を発見したようで、どこか嬉しかった。

ので、カイルは、帰ったシードがどんな騒動を引き起こしていたのかは、知る由もなかった。                                        

                                         end

あとがき

達成率50%ってとこかな?(死) 「浮気?」の前の話っぽくしてみましたvvv(汗) しかし、シード君…。大人っぽくなっちゃった…。うん、まあ、いっかvvv(爆) 海月〜?これで良かったかな?

海月:OKOK!坊ちゃんが可愛いからv