遅刻
「シード様っ!!早くして下さいっ!!」
「うっせぇ、わかってるよ!!」
バタバタと全速力で走ってくるシードに補佐官のジェイドが会議室の前から叫ぶ。
バタンッ
「すみません!!寝坊ーしましたっ!!」
朝の定例会議の真っ最中に派手に音を立てて扉を開けシードが入ると、視線が一斉に集まる。
「シード殿、また遅刻ですか…」
呆れたようにクラウスが言う。
「悪かったな、また、で………」
クラウスの隣に用意された自分の席に着きながら、悪態を吐く。
「いえ、私は宜しいのですが、貴方の右隣の方が不機嫌でいらっしゃいますよ」
「うっ………」
「……………」
シードの右隣の人物、クルガンは額に青筋を立てつつ静かに目を閉じて怒りを堪えている。
(や、やべぇ、クルガンがこーゆー顔する時はかなり怒ってるときだ……)
これ以上怒らせないように、と思ったシードであったが、この数分後、クルガンをさらに怒らせるはめになったのであった。
「すーー、すーー」
「……………」
クルガンは隣で机に突っ伏して寝ているシードを横目で睨んだ。
「見事に熟睡してますね……」
クラウスがあきれ顔で言う。
「……………………」
「ふあぁ〜〜〜あ」
会議終了後、目を覚ましたシードの肩をクルガンが掴み、一言告げた。
「シード、後で私の部屋に来い…逃げるなよ」
「……………はい」
とてつもなくイヤな予感がしたシードであったが、クルガンの有無を言わせない迫力に首を縦に振るしかなかった。
「クルガン?」
シードはクルガンの機嫌をこれ以上損ねまいと、一旦自分の部屋によるとすぐクルガ ンの部屋を訪ねた。
「ああ、来たな、そこに掛けろ」
クルガンはソファーに座って読書を楽しんでいたが、シードに気付くと本を閉じ、座 るよう促した。
シードはクルガンに従い、大人しく向かいのソファーに腰掛けた。
「シード、何故私が怒っているかはわかっているな?」
「……遅刻すんなってことだろ?」
憮然とした表情でシードが答える。
「自覚はあるようだな」
至極真面目な顔をしてクルガンが言う。
「……お前俺のこと馬鹿にしてんだろ?」
「まあ、それは良いとして」
シードの言葉をあっさり無視して、話を進めるクルガン。
「もう、遅刻はするな」
「無理」
クルガンの言葉に即答する。
「……もう一度だけ言う、遅刻をするな」
「だから無理だってば」
二人の間に沈黙が流れる。
そして、火花も…。
「私は命令をしているんだ」
クルガンの言葉にシードはむっとして言い返した。
「お前に命令される筋合いはねーんじゃねーの…か……」
「……………」
言ってしまってからシードは激しく後悔した。
クルガンが射るような目つきでシードを睨んだ。
「なるほど、そう言うのならば私にも考えがある」
「い、いや、その…わ、悪かったよ」
「もう遅い」 後退りながら慌てて謝るシードを壁際に追い詰める。
「お、おい…れ、冷静に…」
「私はいつでも冷静だ」
そう言うとクルガンはシードを壁に押し付け、何もかも奪うような口付けを仕掛けた。
「んん………」
あまりの口付けの激しさにシードは頭の芯がぼやけて、足に力がはいらなくなり床にへたり込んだ。
「はぁ……」
溜息ともつかぬ吐息がシードの唇から漏れる。
「聞き分けの無い者には、仕置きが必要だな」
そう言うとクルガンはシードの服を乱暴に引き裂いた。
「ぁ………」
シードの瞳に怯えの色が滲む。それがクルガンの嗜虐心を煽った。
「ぁ……ふぁ………も、やぁ…………」
シードの目尻から涙が流れ落ちる。
クルガンはシードの弱い部分を集中的に指と舌で愛撫してゆく。
シード自身の根元を きつく塞き止めたまま。
「どうした?先端から蜜が溢れて出しているぞ?」
クルガンが口の端を歪め、問いながら更にきつくその根元を握った。
「っつぅ……も、いか………せ…て………」
途切れ途切れにシードが懇願するが、クルガンはそれを聞くつもりは毛頭無かった。
それどころか、より一層シードを激しく攻め立てた。
「奉仕すれば考えてやらんことも無いぞ?」
「え……んぐっ!?」
朦朧とした頭でクルガンの言ったことを理解しようとしたシードだったが、その前に 猛ったクルガンを口腔に捻じ込まれた。
クルガンのナニを咽喉元まで差し入れられた所為か、息苦しさからか、生理的なもの かシードの頬に涙が伝う。
「下手だな…」
「んんぅ……はぁ…そん…こと言った…・て……」
眉を顰め、クルガンはシードの髪を掴み、自身を一度シードの口腔から出すと指示を与え始める。
「舌で根元から舐め上げるんだ、そうだ」
シードは塞き止められた欲望を開放して欲しくて、クルガンの言う通りに奉仕する。
「ふむ、もういい」
大分経ってから、クルガンはシードを制止した。
「ふっ…はぁ……」
欲情し、潤んだ瞳で見上げてくるシードを立ち上がらせると、壁に手をつかせた。
そして、後ろからまだ慣らしていないシードの蕾に自身を一気に突き入れた。
「くぅぁああ……ったぁ……」
無理な接合にシードの蕾は傷つき、股に幾つもの赤い筋が伝った。
血が潤滑油代わりとなり、ぐちゅぐちゅと淫らな音を立てる。
その音にシードの理性は蝕まれてゆく。
この日、シードはクルガンに足腰立たなくなるまで、抱かれまくったであった。
「あれ、珍しいですね、貴方が遅刻しないなんて」
クラウスが心底意外そうにシードに話し掛けると、シードは何かに怯えるような表情をして、曖昧な返事を返した。
「ま、まあ…な」
横で、クルガンが苦笑する。
その様子に皆が不思議に思ったことは言うまでも無いであろう…。
あとがき
あはははははははは…。派手にやっちゃてますvvv(汗)Hシーンが…。(^^;)
「会議に遅れてきたシードを叱るクルガン氏(超鬼蓄)」…こんなんで良かったんで しょうか…?
優さま、すみません。(どきどき)と、とりあえず、キリリク完成です !!