RANDEY
〜ハイランド高校スキー旅行湯煙事件!!(笑)〜
「すげぇ〜!!一面銀世界だな!!」
バスから身を乗り出す様にして窓から外の世界を眺め、騒いでいるのは、ハイランド高校2年B組の生徒、シードである。
今、彼らはスキー旅行にきていた。
スキー旅行というよりも、2年スキー合宿である。「シード、他のものに迷惑であろう、窓を閉めろ」
シードの隣の席を陣取っている2年B組担任社会科担当教師クルガン(説明的…)が本から顔を上げ、眉を顰めつつ言う。
周りの人間は『寒い!!早く閉めろ!!』と言わんばかりの視線をシードに向けている。
シードは不満でいっぱいといった表情だったがしぶしぶそれに従った。「ちぇ、まっ、いっか♪」
向こうで嫌というほど見れるし、そう付け加え、大人しく席に着く。
それを見届けたクルガンがまた本に視線を戻す。
その端正な顔を横目でシードが見ていると、その視線に気付いたようにクルガンが本を閉じ、覗きこむようにしてシードの方を向く。「どうした、バス酔いでもしたのか?」
「えっ、ううん」
慌てて首を振るシードを訝しげにクルガンが見る。
「ただ…」
「ただ?」
「……お、俺、スキー得意なんだ!!俺の華麗なターンを見せてやるぜ!!」
話を逸らそうとするシードだったが、クルガン相手にそれがきくはずもなく・・・。
「そうか、で?ただの続きを聞かせてもらおうか?」
「・・・・・・・・・・・・普通、そこで話をすり返させてくれんのが優しさってもんじゃねーか?」
「生憎そういった優しさは兼ね備えていないものでな」
「・・・・・・・・・・・・そういう奴だよ…お前は…」
「で?続きは?」
「・・・ただ・・・・・・お前と一緒に旅行できて嬉しいなって思っただけだよ!!」
捲くし立てる様に言い、そっぽを向くシードにクルガンは自然と口元が綻ぶのを感じた。
「そうか」
くっくっくっと咽喉を鳴らし、笑いながらシードの頭を軽く撫でた。
「ガキ扱いすんなっ!!!」
クルガンの方を向かないまま、その手を払いのけるシードだったが、耳まで赤くしているのが見え、更にクルガンの笑いを誘った。
そうこうしているうちに、バスはスキー場に到着した―――――が。「なんで・・・なんで吹雪いてんだよ―――――!!!」
シードの絶叫が虚しく吹雪きのうねり声にかき消される。
「仕方あるまい、天候を嘆いていても良くなるわけでもあるまい」
ホテルの窓から恨めしそうに外を見ているシードにクルガンが出された日本茶(玉露入り)をズズ〜っと啜る。
「それよりも何で俺がお前と同室なんだよ・・・!!教師と生徒が同室ってちょっと・・・いや、かなりおかしいぞっっ!!!」
「この宿舎の一部屋の定員が4人、クラスの生徒数が40人、うち、三人が退学・停学・謹慎中だ一人でいるのは可哀想だというこの担任の心遣いが分からんか?」
「わかるか!!!っつーか、何やったんだよ・・・そいつら・・・」
「お前が気にするようなことではない」
きっぱり言い放つクルガンに、何か釈然としないものを感じながら深く突っ込まず、窓の外に視線を戻した。
「はあ・・・じっとしてんのって性に合わねーんだけどな・・・」
溜息を一つ吐き、室内外の温度差で白く曇った窓ガラスに晴れマークを描いてみる。
しかし、それもすぐに見えなくなってしまう。「・・・・・・暇だ・・・・・・ひまぁぁ―――――――――!!!!!」
「五月蝿い、そんなに暇ならば卓球でもしてくれば良かろう」
「卓球!!??あんのか???」
「ああ、確か・・・ここの風呂場の前のロビーに・・・」
「うっしゃー――!!行くぜ、クルガン!!」
「・・・おい、私は行かんぞ」
一人で盛り上がるシードにクルガンは冷たく一言告げる。が、その言葉はシードの耳には最早届いてはいなかった。
「何してんだよっ!!さっさと行こうぜ!!んなとこでいつまでも大人しくしてられっか!!!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ドア口で、顔を綻ばせ、手招きするシードにクルガンは頭痛を覚えながらも、本を置いて、立ちあがったのであった。
「にしても『浴衣』って・・・お前絶対オヤジ入ってっるて・・・」「・・・・・・・・・・・・・」
卓球するならば浴衣であろう、というクルガンの提案に浴衣に着替え今現在二人はロビーに降りてきていた。
「よ〜しっ!!どっからでもかかってきやがれっ!!!」
卓球少女アOちゃん的にラケットを構えるシード。
クルガンは溜息を一つ吐くと。「いくぞ・・・」
手始めに、といった様子で軽くサーブを打つ。
「はっ!!!」
そのサーブをシードが軽く返す。
更にそれをクルガンがプロ顔負けな流麗なフォームで打ち返す。
そんなラリーが数回続いた後、クルガンが右側に寄ったのを好機と見たシードが一気に勝負を決めにくる。「ロイヤルストレートスマー――――ッシュ!!!!!」
ネーミングこそは今一つだが威力はその万倍。
ものすごいスピードでピンポン玉がクルガン側の台に迫る。カツッ
小気味のいい音をさせ、ピンポン玉が台から落ちる。
スマッシュの決まりをシードが確信したその矢先―――――シード側の台で『何か』が跳ねたと思うとそれは床へと落ちた。「なっ!!!!!!」
驚きの声をシードが上げる。
床に落ちたもの、それは先ほどシードがスマッシュを決めたはずの、ピンポン玉であった。「くくく、相手を誘い、打たせて取る、卓球の基本だぞ?」
クルガンの台詞にシードは自分が打たされたことに気付き、悔しそうに唇を噛む。
「ちっくしょ〜〜〜、こうなったらトコトンするぞっ!!!」
ラケット握り締め、背後に炎を燃えあがらせるシード。
「別に構わんが、やるからには何かを賭けてもらわねばな」
「いいぜ!!その方が俺も燃えるしなっ!!」
浴衣をたくし上げ、すっかり戦闘体制に入ったシードはクルガンの笑いに気がつかなかった・・・。
「なんで・・・何で勝てねーんだっ!!!!!」あの後、クルガンにことごとく惨敗したシードはクルガンに付き合い、卓球場の横にある温泉に入っていた。
「お前は単純過ぎる、ああも簡単に引っかかる奴は今まで見たことがない」
「悪かったな!!!」
ギッとクルガンを睨む。
そんなシードにクルガンは口の端を歪め、意地悪く笑うとシードの方に近寄りながら言った。「さて、賭けの景品を頂くとするか・・・」
その台詞に身の危険を感じ、近寄って来るクルガンから逃げるように湯船から上がろうと背を向けて立ちあがったシードの足首をクルガンが掴んだ。
ばっしゃ――――ん!!!!
派手な水音と共に盛大な水飛沫が上がり、シードが水面下に沈む。
無防備なまま足首を掴まれた所為でシードは前のめりにこけたのであった。「ぷはあっ、げほげほっ!!!てめっ!!何しやがる!!!!!」
激しく咳き込みながら文句を言うシードをクルガンはにやにやと笑って見る。
そんなクルガンにシードの怒りが頂点に達した。「・・・・・・上がる」
静かにそう言うとシードは今度はお湯の中を後退するような形でクルガンとの距離を取ろうとした。
しかし、「まあ、そう言うな」
シードの腕を取り、クルガンが引き止める。
「放せよ・・・」
「こっちへ来い」
強く引き寄せるクルガン。抵抗するシード。
「やだ・・・・・・・んっ・・・・・・」
嫌がるシードを無理矢理引き寄せ、その顎を取り、深く口付ける。
何度も何度も角度を変え、差し入れられるクルガンの舌が、奥で縮こまっているシードのそれを絡め取り、吸い上げる。
その度にシードの鼻腔から切ない声が漏れた。
深い口付けにシードが翻弄されている間にクルガンはシードの秘部へと手を伸ばした。「あっ・・・や、いやだっ!!」
いつ人が入ってくるともわからぬ場所で、行為に及ぼうとするとこに抵抗を感じ、シードは必死に抗おうとする。
しかし、身体を知り尽くされている相手に身を捩るだけの抵抗が効くはずがなく、クルガンを押し返す手がその背に廻されるまで、察したる時間を要しなかった。
「くっ、はぁ・・・あ・・・ん・・・・・・」クルガンの長く太い指がシードの固い蕾を解きほぐし、その内部へと侵入させてくる。
お湯の手伝いもあり、あっさりとクルガンの指を咥えこんだシードの中を掻き乱す。
シードは必死に声を押さえながらその快感に堪えた。「やめ・・・くっ、んん・・・・・・・・・」
「どうした、声を我慢しないと誰か来てしまうやもしれんぞ?」
くくくっと咽喉鳴らし笑うクルガンをシードが精一杯の虚勢を張り、睨む。
絶対に声を出すものか、と唇を噛み締め、目尻に涙を溜めたシードにクルガンの苛虐心が煽られた。「いつまでそうしていられるか・・・」
クルガンは指を引き抜くと、ロビーから持ってきたものに手を伸ばした。
「なっ!?クルガ・・・やだっ・・・・・・・!!!!」自分の秘部に押し入ってくるものにシードは驚愕した。
丸く、冷たい物体。
先ほどの卓球勝負で使ったピンポン玉であった。「いや・・・あっ・・・やめっ!!・・・・・・・・ふぁ・・・・やだぁ・・・」
「そうか?身体はあまり嫌がっていない様に思えるが?」
ピンポン玉を中に入れてしまわず、入口を開かせたままの状態でそれを手で押さえている。
シードはそのもどかしさに身を捩るがクルガンが逃すはずもなく、片手でシードの腰を押さえ込み、もう一方の手でピンポン玉を転がすように動かしてやる。「やっ!!っあ・・・んん・・・・・・」
腰の奥がもっと激しく熱いものを求めるのをシードは感じずに入られず、堪らずクルガンに強請る。
「くる、が・・・・・」
「どうした、何が欲しい?それともこれでイかせてよろうか?」
口端を吊り上げ、ピンポン玉が中に入ってしまいそうなほど強く押す。
溜まらずシードが恥を偲んで口にする。「いやぁ・・・くるが・・が、ほ・・・・・しい」
「『先生』は?」
首筋に薄く痕を付けていきながらクルガンが問う。
先ほどの言葉を口にするだけでもシードの自尊心を十分傷つけているのに、更に言わせようとする。
しかし、どうしようもなく高められた熱に魘され、シードは途切れ途切れに強請った。「くる・・がん・・・・・せんせ・・・・のが、ほし・・・・い・・・・・・・・・・」
目尻溜まった涙がつぅっと頬を伝う。
クルガンは満足気に笑うと良くできましたと言わんばかりにその涙に唇を寄せ、ピンポン玉から手を引きいた。
そして、代わりに猛った自身をシードの蕾に宛がうと一息に突いた。「くっ、ぁぁあああ・・・・・・・」
今までとは段違いの快感にシードは溺れそうになりながらも必死に意識を繋ぎとめていた。
最早シードにはここが何処であるかなどという事は関係なくなってしまっていた。
只、クルガンによって与えられる快楽にその身を委ねていた。
「・・・・・・・信じらんねぇ・・・・・・・・・・」情事後、脱衣所でシードがぼやく。
「何がだ?」
しれっとして言うクルガンにシードは顔を真っ赤にさせ、怒鳴った。
「こんなとこであんな事するのが信じらんねぇって言ってんだよっ!!」
「なんだ、もう一度して欲しいのか?」
シードの反応を面白がるようにクルガンが言う。
案の定、シードは赤い顔を更に赤くし、怒って先に出て行ってしまった。
その背を笑いながら見送ったクルガンは風呂場の表札を元に戻した。
そう、『掃除中』から『男湯』へ・・・。
END
おまけ(翌日)
シード:腰いてぇ〜〜〜
クルガン:そうか、それは大変だな
シード:誰のせいだっ!!だれのっっ!!!!!
クルガン:・・・良かったであろう?
シード:なななななっ!!!!!
クルガン:そうか、またしたいか?
シード:ば、ばかやろ〜〜〜!!変態!!スケベ!!!オヤジ〜〜!!!!!
(そこら辺の物を投げるが尽く避けられる)
クルガン:言ったな・・・
(すっと目を細める)
シード:お、おおっ!!言ってやったぞ!!だからどうしたっ!!!
(後退しながら)
クルガン:そうか、お前は明日もスキーをしたくないのだな
(にやりと笑う)
シード:!!!!!!!
(逃げようとしたところを捕獲、そして暗転)
†言い訳(呪殺)†
これは…以前中津様に遅らせて頂きました…SSです。
お誕生日のプレゼントに…って!!!
なんちゅうもんを送ったんだ―――私は―――!!!(絶叫)
あうあう、すみませんでした…。(滝汗)
パソコン逆さにしたら出てきました☆(死)
ふふふ、消えたはずのDATE其の弐です。(=▽=;)
深海紺碧