誕生日

 

今日はカナタの誕生日らしい。

何をあげればいいんだろう?

 

軍主様の誕生日!という事で盛大な盛り上がりを見せている同盟軍だった。

まあ、騒ぐ口実が欲しかっただけなのだろうが、

「カナタ〜!お姉ちゃんが特別ケーキ作ったわよ〜〜〜〜!!!」

ダダダダダダダとナナミが走り回っている。

このパーティー主賓のはずのカナタは姿を隠していた。

さすがに命は落としたくないようだ。

ナナミの『特別ケーキ』と呼ばれる物はさすがに特別というだけあって、

いつもより緑色が濃く、それが放つ異臭にヒットポイントが弱い者からどんどん倒れている。

「ビクトール、聞きたい事があるんんだけどさ」

既に酔っ払い熊と化しているが、カイルは一応尋ねてみる事にした。

「おうっ、なんだ〜?」

「カナタに何あげれば、喜ぶと思う?」

「そんなもん、お前が頭にリボン付けていけば一発だぜ!!」

わははははと笑いつつビクトールは言う。

後ろには一人で空けたと思われる、酒だるが二つほど転がっていた。

「おいっ、ビクトー…っっ」

「おもしろそうだから、ほっとけって♪」

諌めようとしたフリックは、シーナに羽交い締めにされてしまった。

「リボン???」

「おっ、ちょうどよかった!ミリーこいつに『ブルーリボン』貸してやってくれ!!」

「いいよぉ、ね?ボナパルト、」

なんだかよくわからないうちに、なぜかリボンをつけられカナタを探しに行く事になっていた。

 

 

 

「はぁ〜、逃げ切れた〜〜〜。さすがにあんなの食べたら、死んじゃうよ…」

カナタは、屋上まで逃げて来ていた。

夜だからなのか、城内が騒がしいからなのか、フェザーもムクムクもいない。

「はああああああああああ〜〜〜〜〜〜」

さっきよりも一段と大きくため息を吐くと、カナタは心の猛りを叫ぶ

「ど〜〜〜〜〜して!誕生日なのにこんな所にいなきゃなんないんだーーーー!!本当なら、

カイルさんに『あの…こんな僕でよければ誕生日プレゼント…v』とかって言ってもらって、

熱い夜を過ごそうと思ってたのに〜〜〜!!」

とんでもない事を叫んだのだが、誰にも聞かれる事がなかったのが唯一の救いだろう。

「それからっっ!!」

「カナタ?」

「はっ!カイルさん!!いつからそこにッ!!?」

慌てて振り向いた先には、リボンを頭に付けたカイルが立っていた。

「?今来た所だけど…」

どうやら、叫び声は聞こえてなかったようだ。

しかしカナタはそんな事よりも、カイルの頭につけられたリボンの事に頭がいっぱいだった。

『こ、これは据え膳ですかっ!?プレゼントのつもりでしょうかっ!?誘って!?』

ぐるぐると頭の中で、そんな事が周り続ける。

「カナタ、誕生日おめでとう」

カイルはニコッと微笑み、言葉を続ける。

「本当は、プレゼンと渡したかったんだけど何が喜んでもらえるかわからなくて…」

「いえ!!カイルさんがいてくれるだけで嬉しいです!!!」

ガシイッと手を掴んで、にこ〜っと無敵の純真スマイル(偽)を使う。

カイルもその言葉にホッとしたように微笑む。思わずくらッとくる、天使スマイルだ。

「よかった、ビクトールに言ったらリボン付けていけって言われて…」

「えっ!!じゃあ、カイルさん貰っちゃっていいんですねッ!?」

「え?」

カイルが何か言う前にカナタの唇が口を塞ぐ、

「んぅっ…っっっ」

侵入してくる舌を必死に押し返そうとするが、それはかえってカナタを煽るだけだった。

「はっ…ぁ……」

ようやく唇が離された時にはもはやカイルは立っている事が出来なかった。

今さらながら、何所で覚えて来た物なのだろうか不思議な所である。

「今年の誕生日はラッキーです〜vなんてったって、カイルさんがもらえるんですから〜v」

ずるずると壁を滑り落ちて行ったカイルを追うように、自身もしゃがみ込み服に手をかけ

脱がせてゆく。

「やっ…ここ外ッッ…」

「ダメで〜す、もう聞きませ〜んvプレゼントはその場で開ける主義なんですv」

ひやりとした空気にカイルは身体を震わせる。

「寒いですよね?」

わかっているんだったら、やるなと言いたい所だ。

そう言葉をかけつつも、カナタは服を全て取り去ってしまう。

わずかに足に絡み付いているズボンすらも、痴態をさらに煽るだけだった。

「大丈夫です、すぐに温くなりますから」

そう言って、身体をまさぐりはじめる

他の皮膚より柔らかい突起を、きゅっとつままれるたびにカイルは小さな嬌声をあげる

「あぅっ、やっ…」

「相変わらず敏感でいいですね〜v」

ぺろりともう赤く色付いているそれを舐めあげる。

ざらりとした感触にびくっと身体を震わせ、思わず押し返そうとした手を反対に取られ

それも舐められる。

「ひゃっあ…」

反射的にあげてしまった声を押し殺そうと、必死で唇を堅く結ぶ

「ダメですよ〜、声殺しちゃ〜、」

も〜、と頬を膨らませてカナタはしょうがないといった素振りで自分の指を口の中に

ねじ込ませる。

「んぐっうぅっっ…っっ」

「ちゃんと舐めて下さいv声だしてくれないんだったらそれくらいの事はやってもらわないと」

喉の奥の方にまで含まされ、苦しくて必死に押し戻す

結果的にそれが、指をなめる行為になっていた。

「ちゃんと、力抜いて下さいね」

もういいかなっと指を引き抜き、それをカイルの最奥へと伸ばした。

「いっ、やあ…」

抵抗なく入ったとはいえ、異物感が拭えるわけがなくカイルはポロリと涙をこぼす。

「泣かないで下さい」

「ん…」

涙を唇で嘗め取り、唇をそれで塞ぐ。

そうしている間にも、後ろをまさぐる指は数を増やされていた。

もう異物感よりは、快感の方が大きくカイルの身体はびくびくと飛び跳ねる。

「カイルさん、もういいですか…」

「はあっ…んんっ……」

ズルリと引き抜かれた指を惜しむような声が上がる

潤みきった目は、誘っているようにしか見えずカナタはつばを飲み込む。

「カイルさん…好きですっ……」

そう言うと、待切れないように熱い物をおし当てて腰を進める

「ひゃあうっあっあぁ……っっ」

快感とも苦痛とも区別のつかない嵐に飲み込まれ、カイルは悲鳴をあげる

頭の中が真っ白になり、それがスパークするのに時間はかからなかった。

 

 

 

 

「カイルさ〜ん、機嫌直して下さ〜いッ」

気を失っている間にカナタがもって来たと思われる、毛布を頭からかぶりカイルは

そっぽ向いて俯く。

別に怒っている訳でなく、ただ単に恥ずかしいからなのであるが、

カナタがそれに気づくのはまだまだ先の事である。

「カイルさ〜ん」

情けない声をあげて、カイルを押し倒すように抱き着く。

「わっ、ちょっとカナタッッッ!!!」

第二ラウンドに入られては堪らないと思い、カイルはついに顔をあげる。

「あっvやっとしゃべってくれました〜v」

わ〜いvと喜ぶ姿は先ほどまでとは別人のようだ。

カイルはぷッと吹き出すと、

「誕生日おめでとう、」

と言って、自分からカナタに口付けた。

 

おわったれ。

 

 

注意、ラブラブですよ?(へぼへぼだけど)(死)

   特に紺ちゃんに言う。