休日の過ごし方
近頃クルガンは忙しかった。
軍団内での規則改善、軍の編成見直し、今後の都市同盟との戦火等により会議が続く毎日を送っていた。
シードもまた忙しかった。
地方盗賊の討伐、反乱分子の鎮圧、国境付近での同盟軍との小競り合いで皇都を離れることが多かった。
そんなわけで二人は2ヶ月ほど会っていなかった。
ようやく遠征を終え、久々にシードが皇都に帰ってきたシードが真っ先に向かった場所はクルガンの執務室であった。
「よう、久しぶりだな♪」
「ああ」
「………えっと…じゃあ、俺、もう戻るわ…」
相変わらず忙しそうに仕事をしながらそっけなく返事を返すクルガンに少し寂しさを覚えながら、シードは自分が疲れている事もあり、帰還の挨拶だけにし自室へ戻ろうとした。
「シード…」
ドアノブに手をかけようとしたところをクルガンに呼び止められる。
「何?」
振り返るとクルガンが手を止めこちらを見ていた。
「明日から休暇であろう、二人でゆっくりできる所へ行かないか?」
意外なクルガンの言葉に驚きつつもシードは即答していた。
「行く!!」
「そうか」
普段はめったに見ることができない笑いをクルガンが浮かべる。
そんなこんなで二人は温泉に行くことにした。
「ひゃあぁ〜〜〜〜〜、すっげぇ風呂!!」
脱衣所で衣服を脱ぎ捨てたシードは腰にタオルを巻いた姿で露天風呂へと出ていった。
冷気に当てられ少し身震いしながらも、嬉しそうに辺りを見まわす。
一面の雪景色の中、ごつごつとした天然の岩を積み、作られた露天風呂から温かい湯煙が出ている。
露天風呂を囲む柵は全くなく、宿屋ともかなり離れており、雪景色が一望できる。
絶景とはまさにこのとこを言うのであろう。
露天風呂の周りは雪かきが施されており、身体を洗えるようにと、大人が悠に十人ほど座っても差し支えないほどの広さで、下にヒノキが敷かれてあった。
「あまりはしゃぐと転ぶぞ」
シードに続いて出ててきたクルガンが呆れたように言う。
「大丈夫だって♪ガキじゃねーんだか…らああぁぁぁ〜〜!!??」
言った矢先にコケかけるのをクルガンが抱きとめる。
「どこが大丈夫なのだ?」
「う゛っ!!」
クルガンに返す言葉もなくシードは照れ隠しに慌てて自分を抱きとめているクルガンの手を振り解いた。
その顔が朱色に染まっているのを見てクルガンはシードに気付かれないように小さく笑った。
「せっかくだ、背中を流してやろう」
「えっ!?」
クルガンの突然の言葉にシードは目を丸くして振り向いた。
「不満か?」
「い、いや…」
慌てて首を横に振るシード。クルガンは洗面器に湯を張ると、シードに前にある椅子に座るよう促した。
「気持ち良いか?」
「う、うん・・・」
クルガンに背中を流してもらいながらもシードは緊張しっぱなしであった。
(洗ってる最中になんかされんじゃ・・・)
しかし、シードの予想とは違い、クルガンは何もしてこなかった。
そう、シードを洗っている最中に、は…。
ザパァ〜
「よし、もう良いぞ」
「あ、ありがと・・・」
どもりながらお礼を告げる。
自分だけ洗ってもらうのはなんだと思い、シードはもう、いつもの調子でクルガンに 言った。
「今度は俺だな!!流してやるよ、背中♪」
「では、頼もうか、その身体で洗ってくれ」
にやりと笑って言う。
シードがその言葉の意味を理解するまでたっぷり時間を要した。
「・…………冗談ぢゃねぇー――――!!」
シードの叫びは雪山に木魂した。
「…下手だな…」
「・…………………………」
「…もっと力を入れて洗え」
「・…………………………」
「聞いているのか?」
「だー――――――――――――!!聞いてらぁ!!」
身体で洗うことだけはなんとか逃れたシードだったが、背中を流すだけで延々とこう 口うるさく言われてはたまらない。
始めは青筋を浮かべながらも久しぶりだし…と自分を叱咤し、クルガンの要求を聞い ていたがついに我慢が限界に達し、シードはタオルを放り投げた。
「・・・やれやれ、仕方ないな」
クルガンは特に困った様子もなくシードの腕を掴むと自分の方に引き寄せた。
「な!!何すっ!!??」
シードの抗議の声はクルガンの唇に吸い込まれた。
「んっ!?ん……」
2ヶ月ぶりのクルガンの深い口付けにシードは意識を奪われそうになりながら抗おうとしたが、腰に廻されたクルガンの腕によって叶わなかった。
クルガンは歯列をわり、舌を滑り込ませるとシードの口腔を味わうかの様に、じっく りと舌を絡ませた。
何度も何度も角度を変え、漏れる吐息さえも逃さぬ口付けを交わすうちにシードの腕 は無意識のうちにクルガンの背中に廻されていた。
「はぁ・・・」
唇を離した時、シードの口から溜息とも吐息ともつかぬ息が白く吐かれる。
頬は上気しており、朱色に染まっていた。 クルガンはシードの顎に伝う銀糸を拭ってやると今度はシードの首筋に口付けた。
「ん・・・クルガン…」
舌を這わせ、軽く項を吸ってやるとシードの口から艶やかな声が漏れる。
クルガンが視線を合わせるとシードは恥ずかしそうに軽く逸らした。
しかし、クルガンはその目に欲情が滲んでいるのを見逃さなかった。
そして、それがクルガンの支配欲を煽った。
「やはりお前で洗ってもらおうか」
にやりと笑う。
「なっ!!誰が…」
再びクルガンがシードの唇を塞ぎ、その口内を貪る様に口付ける。
シードは自然と体が熱くなってゆくのを朦朧としてくる脳の片隅で感じていた。
「はっ、あぁ……」
クルガンの唇が離れるころには、シードの中でどうしようもない熱が生まれていた。
「どうした?」
わかっているくせに意地悪くクルガンが聞いてくる。
シードは潤んだ目でクルガンを睨むが、今のクルガンにはその表情すら淫らに思えた。
口端を薄く歪めると、シードの頭を掴み、自身をシードの口内に突き立てた。
「ふ…ぐぅ……ん…」
苦しげなシードの呻き声がクルガンの欲望を更に掻き立てる。
「しっかり洗え」
無常にも一言告げるとクルガンはシードの頭に手を置いたまま、シードが動くのを待った。
咽喉元までクルガン自身を突き立てられた苦しさにシードは目尻を潤ませながらもク ルガン自身におずおずと舌を這わせた。
口に含んだまま慣れない舌使いでクルガン自身を舐め、クルガンが指示する通りに綺 麗にしてゆく。
シードの口端から唾液が顎へと流れ落ちた。
クルガンはシードの頭を押さえていた手をただ添えるだけにした。
シードは一度口内から出し、根元から舐め上げるとじわりとその先端から白い液体が出てきた。
それを一舐めし、今度は唇を寄せて軽く吸い上げ、窪んだ所まで口に含むと甘噛みした。
クルガンはシードの頭に添えていた手に力を込め、歯を立てるな、と言い、ピストン のように何度か動くとその精をシードの口内に放った。
「げほっ!!ごほっ!!」
飲み込みきれず、シードは思いきり咽る。
「美味いか?」
くくく、と咽喉を鳴らし笑うクルガンにシードは途切れ途切れに呟いた。
「に…がい……」
「そうか?そのわりには美味そうにしていたように思えるが?」
クルガンの言葉にシードは身体中の血液が逆流してきそうな感覚を覚えた。
「まあ良い、久々の情事を楽しませてもらおうか」
クルガンはシードの髪を掴み、上を向けさせると口付けを送り、空いている方の手で シードの双丘割り、蕾へと手を伸ばした。
「んっ…!?んぅ……んん………」
クルガンの指が秘部に侵入しようとするのを感じ、シードは痛みに顔を顰めた。
「くるが…いた……い…」
蕾は固く閉ざされていて、クルガンの指は押し戻されてしまう。
「ふむ、遠征中、誰ともしなっかたのか?それとも女を買ったのか?」
意地悪げにクルガンが言う。
「なっ…するわけ…ね、ぇ……」
「なんだ、私としかしたくなかったのか?」
「う…ぬぼれ…ああぁ……」
クルガンは手に石鹸を手早く泡立てるとそれをシードの身体にぬりたくった。
シードはそれだけでも達してしまいそうなほど感じていた。
クルガンの言う通り、シードは誰とも寝ていなかった。
もともと、女を買って寝る、ということができる方ではなく、ましてや、クルガン以外の男と寝る気なださらさらなかった。
「そうか?では、そう言うならイかせてやらん」
「なっ、くぅ…ん、あぁ……」
言葉の通り、クルガンは、シードの胸の突起を必要以上に弄りながら、他の決定的な場所には絶対に手を触れなかった。
たまらずシードが自分で愛撫しようと差し伸べた手をシードの腰に巻いてあったタオルで後ろでに縛り、ことさら愛撫の手を強めた。
「あ、…ふぁ…ん…い、やぁ……イかせ…て………」
堪らずシードが懇願するとクルガンは口端に浮かべていた笑みを深くして、言った。
「前の質問に答えるか?でなければイかせんぞ?」
先ほどの台詞でさえ言うのに随分な勇気が要ったのに、それ以上の言葉を望むクルガ ンを欲情に塗れた目で睨む。
「良い目だな、もっと追い詰めて欲しいか?」
「あっ、……やぁ…」
キツク握り込まれ、シードの目尻から涙が溢れる。
「私が欲しいか?」
「……ほし…い…」
クルガンはシードの台詞に満足したように笑うとシード自身をニ・三度扱いた。
最早限界を超えていたシードはそれだけで呆気なく達した。
身体全体に気だるさが広がる。
「はあ、はあ……」
解放の衝撃で大きく肩を上下させ、息を吐くシードの腰を持ち上げ、秘部にクルガン は猛った自身を宛がうと一気に突いた。
「ああああああぁぁぁぁぁぁぁ…」
快感よりも痛みが大きい接合にシードは悲鳴に近い嬌声を上げた。
「シード、力を抜け」
クルガンがシードの締め付けに眉を少し顰めながら言う。
しかし、今のシードにはクルガンの言葉を理解できず、ただ頷くしかなかった。
「しっかり掴まっていろ」
クルガンはシードの手を自分の背中へと回させると、下から突き上げるようにして、 動き始めた。
「あっ、…はっ、くぅ…んん…あぁ……」
クルガンの背に爪を立て、シードはクルガンの与える快楽に溺れそうになる意識を必 死に繋ぎ止めようとする。
耳元で聞こえるシードの喘ぎに聞き入りながらクルガンはその熱い欲望をシードの中に放った。
「ああ…ぁ…あぁああぁ……」
クルガンの熱さに手足を痙攣させながらシードもまた達した。
「腰が痛い…」
「…………………」
「咽喉も痛い…」
「…………………」
「身体全体が痛い…」
「………そうか」
「そうかじゃねー――――――!!」
クルガンの執拗な攻めにより、シードは三日間、宿屋で寝こむ羽目になったのであった。
そしてクルガンはそのシードの世話に三日間つぎ込んだのであった。
END
あとがき
今、救急車が私を迎えに来ました…。先ほど家の前を通りすぎていってしまった…。
おおい!!患者はここだぁ!!(壊れ)
『温泉クルシー濃い裏』と言うことでしたが…。
とこ様、これで良かったのでしょうか???(滝汗) ま、またヤリ話になってしまいにけり…。(何故古文…) やはり私は病気らしいです…。
それも、重度の…。ははは…。(カクカク)