強化恐怖強大合宿〜2日目〜
開け放ったままの窓から、早朝特有の涼しい風がそよいでくる。海の香りと伴り、起きかけた者も眠りの中に誘われてしまう程心地よい。―――――が、そんな情緒に構っているほど暇がない少年がいた。
カナタはキョンシーのように勢いよく、唐突に飛び起きる。
「―――朝です。」
寝起きで目つきは少々悪くなって入るが、カナタはやるべき事が自分にはある事を覚えていた……。このミッションを成功させなければ自分達の命が危ない。
雑魚寝のため、足下に寝ているフッチの頭を少々ケリが入りつつも、身支度を整え横で眠っている(結局捕獲した)カイルににこーvと笑みを漏らす。
「いってきます〜〜〜vvv」
うちゅっvとカイルに口付け、カナタは部屋を静かに抜け出して行った…………。
「よし!がんばるわよ!!」
荷物の中からごそごそとエプロンを探し出しつつ、ナナミは張り切って朝ご飯の支度に出かけようとしていた。―――そんなナナミの背後から、何者かの腕がぬ っと伸ばされる
「んんっ!?」
ガシイッと背後から布のような物を口にあてられ、ナナミはパニックを起こす。モゴモゴと呼吸をしようとする度に眠気が全身を襲ってくる…………そして、ついにナナミはすやすやと花を飛ばしつつ、寝入ってしまった。
「くーーーーーvむにゃむにゃ……朝ご飯作るのよ〜〜〜……」
「ふ〜〜〜。任務完了ですーーー。」
キラリと輝き、額の汗を拭うカナタ少年だ。どう見ても、青春少年な様子だが、やった事は犯罪ではないのだろうか?まあ、確かに彼は今メンバー全員の命を救ったのだろうが…………。
「ふっv完全犯罪ですね!!目撃者もいませ――――……」
テンガアールは寝ている。ワカバはもうすでに起きているのか、姿はない。ナナミは完全に昏睡中だ。だが、ビッキーは………起きていた。
「あれぇ〜……?」
半眼の瞳と視線がぶつかり、カナタはいや〜な汗を流す。
どう反応をすればいいのかわからず、カナタは取り敢えずスチャっと手を上げてみた。ビッキーも『?』となりつつも、同じポーズを返す。
「カナタさん〜〜〜…?どうしてこんな所にいるの〜???」
ぽえ〜としたビッキーの声、まだ半分夢の中だとカナタは判断し、ニコーと微笑む。
「それはーこれが夢だから!夢だから僕がここにいるの、」
「そっかー、じゃあいいのねーーー……」
そのままスピスピと寝転けるビッキー…。そんな言い訳を言う方も言う方だが、納得する方も納得する方だ。
「危なかったです!!」
先ほどとは違う汗を拭いつつもその隙に脱出するカナタだ。
「ふへーーーービッキーが起きてたなんて〜、鼻から魂でかけました〜〜〜。」
「え?魂ですか???」
今度こそカナタの魂は鼻から出た。
「おはようございます!カナタさんも朝の修練ですか?」
『おはよ〜〜〜。あはははは〜〜色々あって色々なそんな感じでこんな感じで〜〜〜〜〜〜』
「そうなんですか。」
『じゃあそういうことでーーーー』
本来声が聞こえるはずのない所から声が聞こえているのだが、ワカバは全く気にしていなかった。
「フリックさーーーーーーーんッッッ!(ビクトールさんは役に立たないのでいりません!)起きて下さーーーーーーい!!!!!!!」
カナタから往復ビンタをくらい、哀れフリック氏は巻き込まれる事になるのだ………。
「あたしちゃんと早起きしたのに〜〜〜何で寝ちゃってたのーーーーーーー!!!?」
???と、なりつつも叫ぶナナミだ。かなり納得いかないらしい。
「カイルさ〜〜〜んvvvいっぱい食べて下さいねーーーーーvvvvv僕ががんばって早起きして作ったんですよ〜〜〜〜!!!」
「オレもな………」
グッタリした顔のフリックだ。彼は真夜中までビクトールに酒盛りつきあわされ、1人で見回りをし、朝早くからは朝食を作ったのだ。
「おいしいケド………カナタ、」
「はい?」
「なんで、朝から『カレー』なの?」
ほとんどの者は平気な顔をして食べているが、あまり朝向きのメニューとは思えない。
ちなみに、かなり甘口だ。
「ふふふふふふ。」
その問いにカナタは怪しい笑みを浮かべ、口を開く。
「なぜなら!カレーの材料しかなかったからです!!もう食料ないんです!!!(米はだけはありますけど)」
「「「なにーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっ!?」」」
多分テレポートの嵐の時に落としまくったんですね!!と自信たっぷりに(何故?)言う。
「ので、昼はみんな自給自足でがんばりましょーーー!!」
ゴーーーーーーーーン
遠くで鐘の音が聞こえた気がした…………………。
ザザーーーンザザーーンと寄せてはかえる波……。
―――打ち上げられた海藻が哀愁を感じさせる。
「カイルさ〜〜んvvvやっと2人っきりですねーーーーーーーーvvvvv」
「……………。」
砂浜に座り、べったりと背後から抱き着かれていてカイルは非常に暑そうだった。しかも心無しかグッタリしている。
「カイルさんvvvvv、」
カナタは鼻歌を歌う程に上機嫌に口を開いた。
「せっかく2人っきりですしv『裏』らしい事しませんか?」
「イヤ。」
唐突にとんでもない事を言い出すが、カイルは即行で『否』と言葉を返す。どう聞いても、情緒もへッタクレもない誘い方だ……………
「きっこえませ〜〜〜んvvv」
「!(汗)」
て〜い!と服の間から手を差し込まれ、カイルは反射的にもがくが、いつの間にかがっちりとホールドされており、身動きできなくなっていた。
「わ〜〜いvvvいちゃラブですーーーー!!」
「カナタっまだ明るいししかもここ外ッッ!!(汗)」
Tシャツをたくし上げられそうになり、カイルはパニックを起こす。
「カイルさんは僕の事イヤなんですかーーーーーーーーーーーーーーーーっッっっ!?」
「そうじゃなくてっ………」
つられてカナタまで暴走し始めていた……………。
「カナタカナタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」
遠くの方からナナミの声が聞こえ、2人はぴたっと動きを止めた。
何かイヤな予感がするのだ………………
「カイルさん、今何時くらいですか……?」
「たしか…もうすぐお昼頃…………」
ぎにゃーーーーと叫び声を上げそうになりつつも、カナタはカイルを横抱きにし、マッハの速度で声のする方に走って行った。
「ナナミィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
「カナタの分もご飯作るからねーーーーーーーーって、あれ?カナタ早いわね!」
ナナミはさすが私の弟!といいながら、とってきた材料を切ろうとする所だ………。
「ナナミ!ストップちょっとまったーーっっ!!」
わたわたと慌てるカナタ、それもそのはずだ………早く止めなければ、ナナミの料理を味わう羽目になるのだから……………………。
「なに〜?」
「えーっとね!僕が作るからー…」
「ダメよ!カナタ朝も作ったじゃない!!ちゃんとお姉ちゃんが手料理食べさせてあげるからね!!」
NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!と叫びたくなるカナタだが、さすがにそれは心の中だけにとどめておく……。なんとか打開策はないかと辺りを見回すと、服の乱れを直しているカイルと目が合う。
「はっ!そうです!!―――ナナミ!カイルさんの手料理食べてみたくないッ!?」
「え!?カイルさんの手料理?」
「そうそう!!」
イヤな汗を流しながら、カナタはドキドキしながらナナミからの返事を待つ。最後通 牒を突きつけられる直前の気持ちだ。
「あっv食べてみたい!!」
その時カナタの頭の中で、高らかにラッパの音が鳴り響く。これで救われたと、
「決定!カイルさんよろしくお願いです!!」
「うん………」
仲良く、(どこから用意したのか)テーブルに座って待つ姉弟にカイルは微妙な表情で、エプロンをつけていた…………………。
『ああっ!でも、しっかりとラブラブの邪魔されてますっ!!』
そうカナタが気付いたのは、あらかた食事が終わりかけた時だった。
「あー、もう日が暮れてきてますよね〜〜〜」
「じゃあvお姉ちゃんが夕飯を…」
「晩ご飯はみんなでおにぎりにしましょう!!(汗)」
夕暮れ時までたっぷり海で遊び、御機嫌な状態でも危険は犯さないそれがプロだ(笑)。
「ええーーーー」
「ナナミナナミ!花火持ってきてるよ花火っっ!!」
これ以上この話題はさけようと、カナタは荷物からわっさりと花火を取り出す。
狙い通りナナミの、意識はすぐにそれた。
「じゃあvテンガアールちゃんとか呼ばなくちゃね!!」
「こっちから行こう!!カイルさん行きましょうっ!!」
「うん…」
「お色直しーーーー!!」
「着替え………」
カイルはつっこむが、カナタは全く聞いていない。
お色直しこと着替えは浴衣(温泉風)だった。浴衣自体は簡素な物なのだが、やはり浴衣は色気が滲み出るように見える。
「カイルさんかわいーです!!」
「…………。(汗)」
「フリックさん火ーー!!」
「バケツ用意してからだーーーー!!」
ナナミの方はそんな事はおかまいなしに、火のついていない花火を振り回して保護者に火をねだっている。ちなみにもう1人の保護者はうるさい程のいびきをかいて縁側で寝ていた…………。
「うわ〜いっぱいありますねー!!」
袋を覗き込み、感心したように声を上げるワカバに、サスケも花火の入った袋を覗き込む、
「全部丸いのですけど、種類ごとに分けているんでしょうか!!」
「宝禄火矢…(汗)」
「ごめんごめん〜それ間違いーーーーーー!!!」
これは趣味の方でしたーvと妙なフォローが入るが、サスケにはかなりの危険人物と思われた………。
「ちなみに宝禄火矢って言うのは、簡単に言うと爆弾ですっ!!!」
「何で持ってんだよっ!?」
「あれ〜〜〜???」
「………」
「またおちちゃった〜〜〜〜〜???」
「もう諦めて他のにすれば?」
線香花火が気に入ったのか、延々とそれを付けようとするビッキーだがさっきからずっと落としまくっている………。そしてそれをルックはイライラしながら見ていた…………
そして、盛り上がっている?カップルはと言うと………
「ヒックス、」
「な、なに?」
「何か言う事ない?」
少し離れた所では、カナタが『浴衣似合いますーーー!!』とカイルに抱き着き攻撃をしかけている所だ。
「えっと…特にない、けど………」
「――〜〜〜〜浴衣、どう思う?」
「―ええっとっ………!(///)」
なにやら、盛り上がり始めた2人にカナタとナナミが興味津々な様子を隠そうともせず凝視している。
テンガアールに言いたい事があるのだろうが、『そのっ』とか『あのっ』とかばかりで話はいっこうに進みそうにない、ナナミはすでに花火に戻ってしまった。
カナタは………
「そのっ………似合うと思う………(///)」
「5分40秒。」
タイムを計っていた。
「フッチ、」
「なんですか?」
「『まだ』平和な方だよね、」
「………そうですね」
パチパチと鮮やかな花火が暗くなった辺りを照らしている………見える物は、花火をふり回しはしゃぐナナミ(危険なので、まねをしてはいけません)と大量 の花火に一気に火をつけ、自分まで燃えたカナタの姿だ…………………。普段よりは平和と言う事だろう…………。
「とゆー訳で、本日のとゆーか今回のメインイベント!『肝試し』です!!これやっとかないとリクが…げふんげふん!!」
「?」
「僕とカイルさんで脅かし役やりますから!!10分経ったら来て下さい!!」
「え?」
きょとんとしたカイルを、問答無用で連れ去って行く。が、カナタはなにやら不自然な動きをしていた……斜めに走ったり飛んだりしゃがんだりと…そう、まるで罠でもかかっているかのように………
「い〜ちに〜いさ〜んし〜ご〜ろ〜くひ〜ちは〜ち……10分!!」
適当に、2人組になり出発する、ルールはカナタからロウソクを受け取って帰って来るという簡単な物だ。
順番はワカバとサスケ、ナナミとフッチ、ヒックスとテンガアール、ルックとビッキーだ。ちなみにトウタは勘の鋭いホウアンに止められ、フリック達とスイカを食べている。
「帰ってこないね………」
ヒックスとテンガアールの番になっても先にいった二組は、帰って来る気配がない。
「そうだね、じゃあ出発しようか、」
「ええっ!?でも―――」
『危ないんじゃ…』と続けようとして、ヒックスは思わず黙り込む、テンガアールの額に青筋がみえたからだ……………………。
「さ、行くよ!」
真っ暗な森の中、たとえ脅かす役の者が2人しかいないとわかっていても何やら出そうだと思ってしまう………。遠くから聞こえる波の音すら心細い。
「………テンガアール〜」
「なっ、なに?」
テンガアールも強がってはいるものの、少し怖がっているのがわかる。
「悲鳴とかしないよね……」
「するわけ……」
きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
「「!」」
ものすごい叫び声に、とっさにヒックスに抱き着いてしまったテンガアールだ。ヒックスは悲鳴よりもそっちの方に驚いて真っ赤な顔になってしまっている。
「あっちの方、から…?」
「フフフフフフフフフフフフフフフフフ!!今度こそ2人っきりです!!」
やはり、そのような魂胆があったのだ……。カナタの性格すれば、当然の事だろうが……………
「いや……驚かさないと………(汗)」
「大丈夫です!!ここまでたどり着ける人なんていません!!なんてったって道中罠まみれなんですから!!」
「え………」
「きゃーきゃーーー!!落ちるわーーーーー!!!!!」
「動いたら狙い定まらないだろっ!!?」
「わーわー、これって修行も兼ねてるんでしょうか!!」
罠にかかり、逆さに宙づりになったナナミとそれを助けんがために蒼流凶星を構えるサスケ、そして罠と格闘するワカバ。ついでにいうと、フッチはそれを呆然と眺めているだけだ。
「え、えっと…?」
ヒックスが訳のわからない事態に首を傾げていると、ナナミが2人の姿に気付いた。
「あ〜〜〜テンガアールちゃんとヒックスがーいちゃいちゃしてるーーーーーーーー!!!!!」
「え!?―――わっ!」
未だ抱き着いていた事に気付いたテンガアールは、顔を真っ赤にしてヒックスを思いっきり突き飛ばす……罠の方へと……………
「わーーーーーーーー!!?」
「ヒックスーー!!?」
あわただしい騒動の中、最終組がようやく到着する。
「え〜とぉ〜〜〜?皆楽しそーーーー!」
「………まったく、」
ルックはため息をつくだけだ。
『こんな事だろうと思ってたよ、』
「とゆー訳で!何の気兼ねもいりません!!」
ズズイッと来られて、つい後ずさるカイルだが、すぐに木にぶつかりそれ以上下がる事ができなくなる。
「僕の事嫌いじゃないですよね…?」
上目遣いにきゃるんと見つめるカナタ……。最近攻め方を『甘え』に変えてみたらしい。罪悪感を感じたカイルがつい頷いてしまう事を確信しているからだろう………。
「………でも、ここ外で……………」
「問答無用ですv」
ちゅっと音をたてて吸い付かれ、カイルは瞬間的に目を瞑ってしまった。カナタは「v」な感じでこれ幸いと、口腔内を好き勝手に貪り始めた、そしてそれはすぐにカイルの意識をぼやけさせる……。
「ん、ふ……っ」
ケホッと苦し気な息をつき、カイルの唇は解放される。長い間の口付けで唇はぷっくらと腫れ、赤く濡れている
「カイルさん、後ろ向いて下さいv」
「んっむ、」
返事はもとより聞く気がなく、カナタは自分で無理矢理カイルの身体を反転させ、口内に指をつっこんだ。向きを変えた所為ではだけた浴衣からは、白い素足が覗きそれ扇情的にみえた。
「………………(色っぽいです。)」
「hぐっ……!」
「ああっ!すみませんっっ」
ついつい見愡れて、咽の奥までついてしまい、慌ててカナタは指を引き抜く。丁度いいぐらいには濡れていた……
「げほっ…けほっっ………」
苦し気な声もいいですけどvなどと考えたのは確かだろう……………。誰とは言わないが、
「あっ!」
「もー今回は人多くて、ちゃんとこーゆー事出来るか心配でした〜〜〜、(しかも天然ボケばっかで、天然ボケる暇なかったです)」
いつの間にか、指が挿れられていた。
「ひっうっう〜〜」
「やっぱり多けりゃいいってモンじゃないですね!!」
「やっやぅ………」
なんとか声を堪えようとするのだが、後ろを指で掻き回されどうする事出来ずに、身体を震わす。恥ずかしさから眦には涙が浮かんでいる。
「カイルさん………」
「ふっ………」
なごりを惜しむようにカナタはゆっくりと指を引き抜く、それだけで充分解れたのは、相手の資質による所が大きい。カイルはほっとしたように息をついているが、今この状況は安堵には程遠いのだった………なにせ相手は小悪魔だ。
「僕我慢のきかないお年頃なんですvすみませんvvv」
「ひっく………」
カイルの瞳が大きく開かれる………そして、挿ってくる異物に涙した………。
可愛く言われようが、何を言われようがされる事には変わらないのだ…………………その内刺されても文句は言えまい。
「っ、」
「うっああぁ、んっ、く…」
堪える事のできない涙がぽろぽろと零れ落ちる、力を抜こうと必死だが進まれる速度に全然追いつけない。
「でも、ちゃんと、我慢したんですよ〜?」
熱いものに突かれる度にカイルは首を左右にふる、カナタの言葉に対する否定の意味も込められているようだが。
意識がぼやけ、カイルの口から解放を願う哀願の言葉が叫ばれた………………。
「…………。」
ズルリと熱を持ったものが引き抜かれ、それと同時に内から先ほど放たれたものが溢れだし、太腿を伝わってゆく
「えへv」
「………」
わざと子供っぽくふるまってみるカナタだが、この場合は逆効果だ。カイルから恨みがましそうな視線が送られて来た。涙で潤んだ瞳は思わず『もう一回いいですかっ!?』と言ってしまいそうになる程だが、そんな事を言おうものなら、本気で死ぬ 覚悟を決めなければいけない。
「………どうするの、これ……………」
カイルの服は汗やら砂やら何やらで、すごい恰好になってしまっていた。
「大丈夫です!!ちゃんとお絞りもタオルも水も代えの浴衣も全部用意してますから!!」
そんな事をビシイッと言いきられても困る。
「とゆーー訳で!カイルさん動いちゃダメですーーーーーー!!!!!」
「なっ!」
ガシイッと片足を掴まれ…………。―――――――後始末をされてしまうカイルだ。
こんな事なら意識がない方がまだマシだった…と半泣き状態で思うカイルだった…………。
『意識がない時にやりたい放題で後始末するのもいいですけどvこーゆーのもなかなかいいですね………』
「る〜〜〜る〜〜〜る〜〜〜vvvv」
「…………」
カイルは断ったのだが、それは全く無視され、結局抱きかかえられて戻る事になった2人だ
「皆諦めて宿に帰ったみたいですね!!」
「(肝試しの意味あったのかな?)」
肝試しの意味は全くなかったのだろう……。
「カナタさーーーーん!!」
「あ、トウタです。」
「なにかあったのかな……?」
てっててって走ってくるトウタの顔には『大変です』とかかれてあった。
「大変なんです!ナナミさんがッ……」
「ナナミが!?――――まさか!」
「『夜食』作ったんです〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
きしゃーーーーーーーーーーーー
そんな奇声が宿の方から聞こえた……。
「ビッキーテレポート〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」
「どこに行ったか〜〜〜〜〜〜……」
軍主(と他多数)が消えて約二日間、書類は溜まりに溜まり、シュウのストレスも溜まりに溜まっていた。
うろうろと石盤の近くを歩き回る様子は、餓えた獣そのものだ…………………。
と、その時、シュウの頭上に大勢のメンバーが落下した。
「ぎょえーーーーーーーー!!あ、シュウだ。」
まるで悪びれた様子のないカナタの声、よっぽどシュウが嫌いなのだろう…………。
上に降ってきたのが何かわかった瞬間、シュウは目の色を変え、14名ものメンバーを全て吹き飛ばし起き上がる。―――普通 なら圧死している所だろう。
「どっ、どこに行っていたかーーーーーーーーー!!このっ……」
きしゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
『夜食』(ナニカは不明)まで連れて戻ってきてしまったらしい。カナタはイヤ〜な笑みを浮かべる、突進して来るシュウを避け、夜食につっこませた、
「ビバ成仏v」
「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
―――――――なにが、少年をここまで…………。
「あれ〜?味付け間違ったかなー???でも、楽しかったねっ!!」
「うん、結構ね!」
「ちゃんとテレポート成功した〜〜〜〜〜〜〜」
「修行になりました!!」
女の子達は元気だが、その逆に残りのメンバー達は無言のままだ………いや、1人を除いて、
「あーーー久々に酒場で酒でも飲むか、」
ビクトールは呑気に酒場に向かって行った………。ホウアンはすでにトウタと医務室に戻っている、仕事が忙しいのだろう。
「ふははははははははははははは!!●●は死ねーーーーーーーーーーーーーーー!!!!あ、ヤッパ一応伏せ字にしとかなきゃダメですよね〜〜〜〜!!某皇子のまねですーーーー!!」
謎の溶解液をだす『夜食』にカナタは楽しそーな声を上げる。が、この後始末は考えていないのだろう。
―――――何はともあれ合宿は終わり、いつも通りの同盟軍の夜は更けていった……………。
終えます。(滝汗)
あとがきです。(汗)
言いたい事、それはもう『長くなってすみません!!』
もー、リクエスト通りになってませんし、辺に長いは………
すみませんっ!!やなせまい様(汗)
海月は逃げます!!>マッハ逃げ