真夜中の狂宴
ザーーーーーーーーーー………………………プチン。
「なあ、クルガん…」
どこか甘えたようなシードの声。
上気して、うす赤く染まった頬と手に持っているワイングラスから、
彼が酔っていることが分かる。
並んで座っていたはずのシードの身体は、クルガンに凭れ掛かっている。
「どうした?」
無表情にしか見えないはずのクルガンの表情はどこか優し気に見えた。
指先でシードの髪を梳く。
酒を飲もうと持ちかけたのは、シードからだった。
とろんとした瞳で見つめるシード
そして、どちらからかも分からぬ、キス――――――……
「っあ…」
耳朶を掠める唇。堪えられず、声が零れる。
クルガンの行為に、シードは嫌がるでもなく自らクルガンの首に手を廻し、
引き寄せていた。
深いキス
言葉を交わさずとも、互いが分り合うような、
深い深いキス
「ん、んっ」
離れた唇は頬に、
首筋に
胸に
脇腹に
触れる―――――――
開かれていく身体
ちりじりになる意識
熱い熱い、心…………………
「――――――――っ!」
ザーーーーーーーーーーーーーーー……パチン。
ビデオの切れる音。そして、ノイズ。
「――――――と言うわけで、ここまでが『クルガン、シードの甘々ラブラブ夜の生活編2』ですわ!次はこの『夜の営み鬼畜編4』をみませんこと!?」
「いいですね!!そして、さすがクルガンさんですね!!『ですます』口調は改めてほしいですけど!!」
「ほほほほほほほほvクルガンが公的以外で『ですます』口調を使うことなんてめったにありませんことよ!!」
「やっぱり、僕もカイルさんに『きて……』とか言われるような身分(?)になりたいですねーーーー!!」
キャーキャーと騒ぐ二人。ちなみにここはカナタの自室だ。
詳しく言うなら、同盟軍本境地リーダー自室、だ。そこで和気あいあいと話しているのが、同盟軍リーダーカナタとハイランド皇女ジルだが、―――――誰が信じるだろうか?
寝台を背もたれに、小型テレビ&デッキでマル秘ビデオを鑑賞中だ。
そして、カイルはと言うと、カナタに手を握られ、寝苦しそうに眉を潜めている。(が、全く起きる気配はない。)
「この時クルガンが使ったのは―――――v」
「おおーーーーーーー。さすがですね〜」
―――――――かくして、終わることのない狂宴は日が昇るまで繰り広げられるのだった………。
すみません。
紺碧さんの代理は無理でした。(死)>がふぅっ!
結局、ジル様と2主が出刃っております。(汗)