それハイ2

 

どさぁ

「どわっ!?」

運動会の後、シードはクルガンに腕を引かれ、クルガンの私室にあるベットへと押し倒されていた。

「ちくしょう!!やっぱ、そのつもりだったのか!!」

「これ以外に何をするというのだ?」

意地悪く笑いシードの上に覆い被さりながらクルガンが言う。

シードは必死にもがきながらクルガンの手から逃れようとするが、クルガンの力の前では無駄 な抵抗に終わった。

「んん…」

唇を塞がれ、舌を絡め取られるとシードは口付けに酔い、自然と両腕をクルガンの背に回していた。

「…はぁ……」

艶っぽいと息がシードの唇から漏れる。

激しいキスの余韻で、シードの頭は朦朧としており、最早抵抗する気など全く起こさせて貰えなかった。

そのまま、行為に移ろうとしクルガンの手がインナーをたくし上げようとしたまま制止する。

「?…クルガン???」

これから行為に移られるものと、覚悟を決めていたシードにこともなげにクルガンは呟いた。

「ただやるだけというのも面白くないな…」

「…………………はぁ?」

「ふむ、折角だ、ここはカナタ殿から頂いたものを使わせてもらおうか…」

にやりと人の悪い笑みを浮かべて言うクルガンにシードは果てしなく嫌な予感がした。

 

「い、嫌だ!!絶対嫌だ!!」

「何でもいうことを聞くのではなかったのか?」

断固として首を振るシードにクルガンが意地悪げに言う。

「で、でも、それって女もんじゃねーか!!」

「ほう、よくわかったな」

「・……お前、俺のことバカにしてんだろ…」

「いや、異国の服なのによくわかったな、と言っているんだ」

カナタに貰った異国の服、それは『チアガール』の衣装であった。

「異国の服だろうが何だろうがぜってー嫌だ!!」

拳を握り締め、あらん限りの声でシードが叫ぶ。

そんなシードにクルガンは余裕の笑みを浮かべていった。

「約束を破るな、と、いつもお前は言うな?」

「う゛っ!」

「男に二言はない…いつもお前が言っていることだな?」

「う゛う゛っ!!」

「シード」

「わ、わかったよ!!着りゃいーんだろ!!着りゃ!!!!!」

半ばやけくそにシードは叫んだ。 口でクルガンに勝てるわけがない、そう思い、観念したように服へと手を伸ばした。

 

「ほぉ…」

着替えて来たシードの全身をクルガンがまじまじと見る。

白い地に赤で『LOVE』の文字が綴られたTシャツ。 同じ赤いミニスカートからは白い脚がすらりと伸びていた。

「なんだよ…お前が着ろって言ったんだぞ!!」

「ふむ…」

相変わらずクルガンはカウチに腰掛け、シードを凝視する。

「お、俺は男なんだから似合わなくて当たり前…」

「いや、似合っているぞ」

「…………………………へっ?」

クルガンの以外な言葉にシードは半歩ほど下がる。

「ぜ、全然嬉しくねぇ…」

顔を赤くしながら、認めたくないといった風に首を振る。

クルガンに毎晩のように抱かれているとはいえ、シードにも男としてのプライドがあった。

女の服を着て、似合うなどと言われても嬉しいはずがない。

しかし、彼の意思とは相反して、クルガンの言葉を素直に嬉しいと感じている意外な自分自身に驚いた。

(クルガンが俺を誉めるなんてことはそうそうねぇもんな…って、こんなことでしか誉められねぇ俺って一体!!??)

勝手な自問自答で自らを窮地に立たせるシード。

その百面相を暫らくは黙って見ていたクルガンであったが、徐に立ち上がると、シードを横抱きに抱きかかえるとベットのある寝室の方へと運ばれていった。

「うぁわあぁっ!!??」

聊か情けない驚愕の声を上げながらシードはベットの上におろされた。

「良い声で啼けよ」

咽喉を鳴らし、クルガンが笑う。

「……酷くすんなよ…」

ため息をつき、諦めたようにシードが言う。

「お前次第さ」

 

「ん…ふっ……あ…」

艶やかなシードの嬌声が室内に響く。

「どうした、いつもより感じているようだが?」

Tシャツをたくし上げただけの状態で、シードの胸の突起を弄りつつクルガンが意地の悪い笑みを浮かべ問う。

「なっ!…おまっ……んな、かっ…こうさせ……ああっ!!」

「気持ち良いか?」

シードの抗議の声を聞かないふりをし、ミニスカートの中に手を滑り込ませると、下着越しにシード自身に指を絡める。きつく、緩く揉みしだいてゆく。

「ふぁ……ん…やっ、いか…せ…て………」

中途半端に与えられる刺激はもどかしく、シードは堪らずクルガンに解放を強請る。

しかし、クルガンはもとより耳を貸す気はなかく、シードを扱く手を殊更ゆっくりとする。

「やぁ……んっ、あぁ………」

堪らずシードが身を捩るとクルガンがそれを押さえ込み、首筋をきつく吸った。

「んっ、はっ、ああぁ………」

赤い花がシードの首筋に咲く。続けて項に舌を這わせ、耳を甘噛みすると、シードの咽から切ない声が漏れた。

その喉元に軽く口付け、視線を合わせると、シードが欲情に濡れた瞳をクルガンに向け、噛み付く様に唇を押し付けてきた。

そんなシードにクルガンは満足げに笑うと、下着の脇から手を入れ、今度は直接シードを扱いた。

「はっ、あああぁ………!!」

過ぎる快感にびくりと上体を反らし、シードはシーツを蹴った。

完全に脱がされないままに続けられる行為にシードは少なからずとも興奮した。

残った理性がシードの羞恥心を煽り、どうしようもない熱を呼んだ。

「ああぁぁぁ……!!」

シードはその熱をクルガンの手の中に吐き出した。

焦点の定まらない眼でクルガンを見る。

ゆっくりとクルガンの顔が近づいてくるのをはっきりしない頭で認識し、眼を閉じると甘い口付けが降ってきた。

「んん……んっ、んぅ……」

クルガンは口付けを交わす合間にシードの放ったモノで濡れている下着を剥ぎ取ると、シードのアヌスに一息に猛った自身を突き入れた。

「くあああぁぁぁぁぁ………!!!」

濡らされないままの挿入に痛みが走るがそれに勝る快感がシードの躯を支配した。

ギシギシとベットが悲鳴を上げ、部屋中にぐちゅぐちゅと淫らな音が響く。

突き上げてくるクルガンの熱さに身を震わせ、クルガンの動きに合わせて腰を揺らした。

いつしか萎えていた自身も頭を擡げていた。

「んっ、ふっ……ああぁ!!」

注がれるクルガンの熱を命一杯感じ、再びシードも達した。

 

「お前と賭けすんのやだ…」

翌朝、いや翌昼、目を覚ましたシードが掠れた声で言った第一声にクルガンは苦笑した。

「ロクなことねぇ……」

ベットに横たわったまま、身支度をしてぃるクルガンを睨みながら言った。

昨晩、アレ以降、シードは完全に気を失うまでクルガンに執拗に攻められ続けたため、立とうにも立てなかいのである。

「まあ、そういうな」

クルガンはベットの脇に腰掛けると、拗ねるようにシーツの中に顔を埋めたシードの髪を優しく梳いた。

                                           END

あとがき

3456キリ番『それ行けハイランド続き(裏)』やなせまい様………これで良いでしょうか?(汗)

クルガン氏…異国の服ってあなた……。(泣)

それにしても…バックの青空とそれにそぐわない中身………。ぎゃふん!!(爆死)