しあわせ
一日が終わってベットに転がる。
横を見れば見慣れた横顔。
それがこんなに嬉しいなんて
「あははははv」
「――――?」
急に隣に転がっている少年が笑い出し、呼んでいた本を閉じてカイルは何事かと振り向いた。
まだ寝る気がないのか、正しい方向と直覚に交わる体勢でいるカナタだ。
「なんか、しあわせですよね〜v」
ニコニコと楽し気な笑みを浮かべてカナタはそんな事を言う。
「ただこう、誰の邪魔もなくイチャイチャできるって言うのはv」
くるりと一回転し、仰向けから俯せ状態になると、さり気なくカイルの手を握る。
握られた手の平からは温かな体温が伝わる…。
「ね?」
「………」
どう答えようか、悩むカイルだが、取りあえず嫌な気分ではない為、小さく笑みを浮かべて頷くだけだ。
その反応に、少年は更に笑みを強くした。
「カイルさんカイルさん、」
ちょっと来て下さいvと手招きをされ、カイルは転がるカナタに顔を寄せる。
「?」
―――――――ちゅv
触れるだけの口づけ。
「〜〜〜〜〜〜っ(急に…///)」
「愛のキッスです☆」
顔を真っ赤にするカイルにあはは☆と嬉しそうな表情を浮かべてそんな事を言う。
しかも反応を見て、調子に乗ったのか、ぎゅっと捕らえた手を更に握り、
「味見ですv」
ぺロッと舐めた。
「カナタッ……!!;」
さすがに焦るカイルだが、少年の目を見た時には既に時遅く…
「愛情は体全体で示したいんですー♪」
断るすべも、断る理由もなくなってしまうカイルだった。
「っ………」
一糸纏わぬ姿にされ、肌を真っ赤に染めるカイルだ。
そんな姿にカナタは楽しそうに笑みを浮かべる。
「恥かしいですか?」
「………うん、」
「でも僕も裸ですよ」
「…余計に恥ずかしい……(汗)」
ようやく視線が合わさる。…………ついつい笑ってしまった。
あまり色気もなく、カナタは思いっきり抱き着くと、カイルの頬にキスを落とす。
「好きですv」
「知ってる…」
「じゃなくて、」
にこにことした表情のカナタが肩の辺りに顔を乗せて促す、
「僕も…」
「もう一声です♪」
「………好き、」
真っ赤になったカイルに、少年は深く口づけた。
「っあ…、ぅっ…」
慣れた痛みと違和感が体の奥にもたらされ、カイルはわずかに眉を潜めて、奇妙な感覚を耐えようとする。
跳ねる体を口づけで押さえられる。
「カイルさん……(可愛過ぎですっ…!!)」
「っん…」
真っ赤になって、シーツを掴む事で堪えようとしているカイルに、カナタは多少虐めたくなる気持ちを軽く耳を噛む事によって耐え、動きを止めた。
「―――っ…?」
「手、背中まわして下さいv」
「〜〜〜〜っ」
更に別の意味でカイルは真っ赤になった。
しかし、笑って促されると、恐る恐るとシーツから指を外し少年の背に手を伸ばす。
「カイルさんv好きですよ」
「……っ」
体内から指が抜ける感覚にカイルは返事を返す事が出来ず、代わりに頷くようにカナタの顔に顔を埋めた。
熱い塊が奥に触れた――――――…
「―――――…」
軽い虚脱感とけだるい感覚。
隣を見れば、まだまだ元気一杯のカナタがシーツをザブザブと手洗いしている姿…。
「…………」
「カイルさん〜♪綺麗になりましたよーっ!干したら一緒に寝ましょうねっ!!」
「………うん…」
シャボン玉が辺りに舞う。
確かに、
しあわせかもしれない。
もげら。
発狂しかけましたv
すみませんっ!こんなへたれでっ!!
ガハアッ!;と吐血しますので、
お見逃し下さいっ!!;