カーン!と脳天に突き抜けた。

 

続いて感じたのは、喉を嚥下した液体の、辛さ苦さ熱さ。

「けほッ……っ!?;」

一体自分が何を呑んだのか、カイルには解らなかった。

食道を焼く熱さと、口の中に残る辛いと感じる程の後味に、一瞬毒物かと本気で考えた………しかし。

 

「……………」

 

その思考はすぐに融けた。

熱が緩和すると同時に、その熱が頭に移り、思考が霞がかかった。

―――ふらりとカイルは立ち上がり……どこへともなく歩き出した。

 

 

 

「…ぶわっ!?;何だこりゃ!水じゃねぇか!!オレの酒は!?」

「いや…今、その水を頼んだカイルの奴が、赤い顔で店から出て行ったが…;」

「……………」

「……………」

 

―――呑んだ?

 

「非常警戒!間違っても今のカイルには近付くな!;」

…と警報が出され、一瞬で城内は警戒対象地区になった…。

―――ちなみに。酔ったカイルの被害ではなく、酔ったカイルが仕出かした事によってカナタの暴走(カイルに懐かれた相手を抹殺する等の)結果が恐れられたのだ…。

 

 

 

 

 

「きょーうーは、何も問題〜ありませんーでーしーたぁ〜っと。よし!今日の日誌完成です!!」

間違っても日記ではない(とてもダメな)業務日誌が完成し、カナタはふぃーと良い顔で汗を拭う振りをした。

まさに、ダメな軍主の見本のような振る舞いだ。

まあ、そんな時である。

 

カタン、―――キィ…

 

「?」

 

小さな音が響き、そっと誰かが入って来たのは。

 

 

「…………カナタ……(///)」

 

 

「!!!!」

イメージだが、シュポーン!と額の輪っかが跳ぶ程に驚くカナタだった。

それもその筈、入って来たのはカイルで、そのカイルの頬は上気し、眼は潤み、吐息は桃色といった有様だったのだから!

しかも服装は乱れ、普段とは違う背徳的な気配さえ漂っている。普段崩れた所がないだけに、少しでも乱れた様子がかなりの色香を見せていたりした。

「カイルさん!?ハッ!これはまさか僕の都合の良い白昼夢!?」

「…カナタ、」

クスクス笑いながら、カイルは頬を擦り寄せて来る。―――明らかに様子がおかしい。

これには、さすがのカナタも一瞬だけ理性を取り戻した。

「…カイルさん?」

手には空のグラス、

それに、ほのかに感じるアルコール臭。

…ここまで来ると、答えは一つだろう。

 

酔っている。

 

「一体誰がカイルさんにお酒を!?(怒)」

「ね、かなた……」

動かないのをいいことに、座るカナタにのしかかるように、カイルはふにゃふにゃと肩口に顔を埋めた。

「……………カイルさん?」

「………」

 

 

(――――しよ?)

 

 

意味深かつ、淫靡な笑み。

―――明らかにお誘いだ。

 

カナタは本日二度目の頭を爆発させた。

 

(ふおおぉおお!!!!;一体どうすれば…!!酔って誘い気味なカイルさんを美味しく頂くなんて振る舞いを紳士としてしていいものか…ッ!!)

 

悪魔のカナタが囁く。

『誘われてるのに乗らないなんて、男じゃないですよ?どうせ後でごまかせばいいですし、ヤッちゃえばいいじゃないですか。(悪笑)』

 

天使のカナタが囁く。

『酔ってる所を襲うなんて…!人としてそこまで落ちちゃおしまいですよ!――――…っていうか、恥じらって嫌がってるのを美味しく頂く方が楽しいじゃないデスカ☆(邪笑)』

 

「ああッ!?;僕には良心ってもんがないんですか!?」

カナタは混乱した。(元からないものをあるように思っている所が特に。)

「ぅんー…」

肩口でカイルは唸る。ふにふにと酔っていながらも、何となく拒否されている事は感じとったらしい。

「かなたがしてくれないなら、ぼくがする…」

「はぎゃ!;(///)」

拗ねるように呟き、カナタの耳や首に噛み付くと、カイルの身体はズルズルと床の方へと落ちて行く。

「カイルさん!?」

酔いが回り、ついに足にも力が入らなくなったのかと思い、カナタは慌てるが…――急に下腹部が涼しくなった。

見れば、カイルがグィッとばかりにカナタのズボンを下ろしていた。しかも、くすくすと笑っている。

 

 

その時のカナタの心情、

 

―――――あ。鼻血出る。

 

 

カイルが自発的にズボンを脱がせる、という珍しい行動に、かなりの理性が削られた。(ちなみに既に臨戦態勢。)

 

「――――(カイルさんに襲われる!?襲い受!?)嬉しさ90パーですけどっ!ちょっと待って下さい!?嬉し過ぎるのか混乱してるのか自分でもよく――…」

「い、や、…」

とろんと潤んだ瞳で、カイルはにこっと微笑んだ。

素面に戻ったら、うっかり自害してしまいそうな振る舞いだ。

(カイルさん…酔いが醒めたら、恥ずかしさで死んじゃわないですかね…)

比喩ではなく、だ。

多少心配したものの、当の本人は躊躇なく取り出したものを口に含んでいた為、カナタは「うっ」と声を上げた。

「ちょっ、あマズイですって…」

「んん……っ」

どこをどうとは言えないような場所をチロチロ舐められ、カナタの選択肢は→流される、しか残っていない有様だ。

経験値自体が変わる訳ではない為、巧くはなかったが、躊躇いのない舐め方と『カイルが自発的に誘っている』という興奮が、どんどん下半身に熱を集めている。

「うわっ…!」

 

―――出したい。いや、かけたい!?

 

正気ではない相手をどうこうするという背徳感で、背筋がぞわぞわだ。(いい意味で)

自らの下半身で絶え間無く動いている唇や、内側でぎこちなくも熱心に絡んでくる舌に、視覚と感覚の両方で犯されているような気になる。

「もっ我慢の限界です…!(色々な意味で!)」

そのカナタの言葉をどう言う風に捉らえたのか、カイルが不意に視線を上げる。

「らひていぅよ…?」

 

 

訳、出していいよ。

 

 

(一生)言われるとは思っていなかった、(エロ)台詞に、少年の頭は真っ白になった。(しかも上目使い)

生きてて良かった…!&じゃあ遠慮なくイタダキマス!!という意味でもって、カイルの口の中で純粋かつ邪悪なものが爆発した。

「ッッ!!!」

言ってすぐに実行するとは思っていなかったカイルの口の端から、ダラリと白濁が流れ、それでも喉が嚥下の動きを見せたことに、カナタの下半身にまた駄目な熱が集まってしまう。

「はー…はーっ!カイルさん…!」

「……………」

「…カイルさん?;」

様子がおかしい。

何故だか眠そうに瞼が上がったり下がったりし、頭がずるりと膝の上に落ちてこようとしている。

「か、カイルさん…ま、まさか…!!;」

「………くぅ……」

 

(寝たーーーー!!;)

 

アルコールが切れたのだろう…、カイルはカクリと遂に頭を落とし、口から唾液と入り交じった白濁をダラダラ零した。

そんな卑猥な光景とは裏腹に、夢の淵に沈んだカイルは気持ち良さげだ。

こんな寝顔を見せられては、無理矢理起こす訳にもいかない…。

 

「あああああああ〜〜〜〜;なっ生殺しが〜〜〜;うぅ〜;この場合、マウストゥーマウスでうがいしとくべきでしょうか〜(泣)」

「くぅ…(///)」

一度スッキリはしたものの、本番なしという生殺し状態に、少年は泣いた。漢泣きに泣いた。

…泣いたが、眠りに落ちたカイルを抱え上げ、すぐに証拠隠滅にも走った…。

 

 

次の日、カイルには記憶がなかったことはカイルにとっての救いだろう…。

カイル酔っ払い襲い受事件は、カナタの心のバイブルにのみ記されることとなった…。(アレはアレでレアなラッキーだったかもですっ…!>悪笑)

 

 

 

 

 

またも遅くなってすみませーん!!;(平伏し)

ぼんやりしていたら、遅くなりました…;(目を逸らして)

「結末はお任せします」という事でしたので、

あvこれは、2主ギャフン!(泣)なオチを期待されているなぁv

と思い、こんなオチに(笑)

 

………でも、どう考えてもカイルさんの方が不利益被ってるますね?(吐血笑)

 

その辺りは素早くスルーします!

とにかく!リクエストありがとうございましたー!!(汗笑逃)