「こうっ! ちょーっと鬼畜の入ったエロチシズムを追求しませんか!?」

「………は?」

 

唐突に、夜、ベットの上でそう宣言をうけたカイルは、反射的に少年を殴りつけていた。

こう、ズゴッ!と。

 

 

 

「なんかこう、アダルトなムードを味わってみたいんですっ!愛情虐めって言いますか。言葉攻めなぷち鬼畜ーでどろどろメロメロ〜な感じのーーーッッ!!」

―――少年は熱く語る。

こう、ムラムラと欲求不満でセーブして来た理性の咎が外れてしまったらしい。

で。欲情のまま突っ走り、大事にして来たカイルに嫌われたり、本気で泣かれたり、自決されたりするよりは、話し合おうと思ったようだ。…その結果 、縁を切られる事もあるだろうに…。

「愛情から来る軽い嬲りをしたいって気持ちわかってもらえますかッ!?」

「わからないんだけど…;」

そういう滾るような感情は、カイルにはないし、理解出来ない範疇の物だったりする。

そして、そんな事を言うカナタを血祭りに上げないのは、ひとえに今が夜で煩く騒ぐと周りに迷惑がかかるという常識のおかげであった。一応夜は大人の時間(?)という事もあるが…

「僕が目指したいのはですねーーーーッッ!!」

…そんな僥倖も、カイルのセリフも無視し、カナタは更に暴走を続ける…。

 

 

 

『カナタッ…も、がまっ…できなっ…』

『後もうちょっとくらい我慢出来ますよね?』

『や、ぁ、あああっ』

ヒクリとカイルの咽が鳴った。

カイルの瞳から大粒の涙が溢れだし、つぅっ…と頬を涙が伝う。

『……入れてぇ…もう、我慢できっ…ない…』

 

 

 

「ってア”ーーーーーーーー!!!!!; やっぱ僕にはカイルさんを泣かせるなんて酷い事は出来ませーーーーんッ!!(泣)」

「!!!!!(///怒)」

カイルが棍で今にも制裁を加えようとしたのと同時に、カナタは頭を抱えて絶叫した。…後もう一歩叫びが遅れていたならば、カナタは見事に地獄送りにされていた事だろう…。

「そんな訳でちょっとずつれんしゅーしたいんですケド!!」

「なんの!?;」

おそらく鬼畜のだろう。

「だっていつも通りガバーッ!っていったら愛が感じられないっていいますかっ!好かれてないみたいじゃないですかーッ!! はっ!それとももしかして僕の事キライなんですかッ…!?(驚愕)」

「そうじゃないけどっ…それとこれ」

「じゃあ愛を深める為にもいざ!!れんしゅーです!!」

「!!!!!?;」

 

 

 

愛と(ぷち)鬼畜は関係ない…

そう、カイルが結論を出すよりも早く、カナタ押し切った…。

無理矢理な理屈に、無理矢理押し切られ、2人の夜は今始まる―――――(ような気もしないでもない。)

 

 

 

 

カイルさんが淡白なので、教育しよー…な、シリーズ。

いえー…。(吐血)