香り立ち上る中で
「あ、カイルさんこんな所にいた。」
カイルは木にもたれ、眠っていた
香りの強い、小さな橙色の花をつけている木だ。
カイルの頭にもその花が幾つか落ちている。
うっすらと唇が開かれ、白い二の腕を彩るように花が落ちていた、
そして、そんな姿をカナタが見て、じっとしていられるはずがなかった。
「………ちょっとくらいならいいですよね♪」
誰にともなくそう呟くと、
屈み込み、カイルの身体に覆いかぶさる。
「ん〜〜〜〜〜〜〜v」
ちょっとだけとは言えない長さで口付けていた。
「ん……ぅ………」
息苦しさにカイルが身じろぎ、ぴちゃりと音を立てて唇が離される。
「………?」
うっすらと瞳が開かれる
「起きちゃいました?」
「ん〜〜〜……」
目の前にあるカナタの姿を夢だと思ったのか、腕をカナタの首にまわし頬に口付ける。
「………(寝ぼけてる時のカイルさんって、大胆です。)」
「…カナタぁ?」
「は〜いv」
「……………?」
ぽへっとした表情でカナタを見つめていたカイルだったが、ようやく脳が動きだしたのかどんどん顔が真っ赤になっていった。
「おはようございます♪」
「……………おはよ…(///)」
気恥ずかしくなり、腕を外そうとしたカイルだったがその腕をカナタの手によって止められる。
逆にカナタはぎゅうっとそのまま抱き着く、
「…この木、いい匂いですね」
「そうだね、」
ぼんやりとカナタに抱き着かれるままに、その木を見上げた。
「『金木犀』っていうんだよ、」
「へー、カイルさんにも匂いついてますね」
首もとに顔を埋め、大きく息を吸い込む
カイルはくすぐったさに身を捩ったが、一応はされるがままになっていた。
嫌がっていないのを見取り、カナタは首もとを舐めてみたりもする
「んーー…」
カイルの方も、そのまま肩に顔を埋めて気持ちよさそうに擦り寄る。
「♪」
嬉しくなったカナタは、首筋から頬にかけて繰り返し、チュッチュッと音を立てて口付ける
別にこのままここで致すつもりはカナタにはなく、単なるスキンシップの粋だった。(カナタ的に)
それをカイルの方もわかっていたのだろう。
ぽとりと金木犀の花が一つ落ちる、
それに気づき、カナタは顔をあげるとカイルと目があった。
どちらともなく微笑みあう
「カイルさん、好きです♪」
「うん、僕も…」
唇が重なった。
んで、オチ
「一一一一言い難いのですが、」
シュウがゴホンと咳払いをして切り出す、
「げ、いい所なのに…」
「っ!!!!!!!?」
「一応は人通りもあるので…」
本拠地in庭
シュウの言った通り、まばらにいる人々はじぃ〜ッと2人の方を見ていた。
「あー、バレちゃった。」
残念そうにカナタは呟く、
カイルの方は絶句し、どんどん顔が紅く染まってきている。
「っっっ!!!!!!(泣)『裁き』〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
ソウルイータ−が暴走し、無差別に城中を崩壊させていった。
まあ、いつも通りと言えばいつも通りだったのだが…
「え〜?そんな事ないですよ〜、だって僕無事でしたしーv」
一一一一一と言う事でまあ、ラブラブだと言う事だそうだ。
END