君と僕との春の一日
「春ですよね〜〜〜〜♪♪♪」
「そうだね………」
年がら年中頭の中は春一色な新リーダーだが、本当に春が来た事によって頭には花まで咲き乱れたらしい。
―――カナタは何故か網やら袋やらを装備していた…………
「と、言う訳でv春の山菜摘みに行きましょうっ!!(訳:デートに行きましょう!!)」
「……………(何が『と言う訳』なんだろう………?)」
「ヨシノさんにお惣菜作ってもらうんです!!」
「…………」
「さあ!カイルさん出かけましょうっ♪」
どっちみち押し切られるカイルだった。
「つくし〜〜〜♪♪♪」
「カナタ、そっちにもあるよ」
春の風景…。
風は暖かく、花は咲き乱れ、小鳥は楽し気に鳴く。
が、そんな中でカナタはつくしをとっていた……………。(まあ、それはそれで春らしいが)
「カイルさん!コレ食べれますか!?」
「うん、――『ふきのとう』」
「こっちのはたべれますかっ!!?」
「うん『よもぎ』………」
花より団子…まさにそれだ。
採った草を袋に入れ、楽し気に野原を駆け回る少年。
どうでもいいが、年齢と精神年齢は本当に比例して成長するのだろうか?
「あっ!あっちにもなんか生えてますーーーーッッッ!!!」
「………」
カナタは元気に走り去っていった。山菜を摘む手を休め空を眺めると、ここちよい陽射しに誘われウトウトしてくる
カイルは少し休むつもりで目を瞑ったのだが、いつの間にか眠りの縁に引き込まれ本当に眠ってしまっていた。
「あれ?カイルさん?」
「―――…」
カナタは呼び掛けてからしまった!と言うように自分の口を両手で押さえる。
ほんの一瞬の内に眠ってしまっていた、大好きな人は、身じろいだだけで起きた訳ではないようだ。
「は〜〜〜〜…」
ホッと一息着きつつ、カナタはつくしやら何やらが入っている袋を地面に投げ出しカイルの横に腰を降ろす。
「寝ちゃってます〜〜〜…」
顔を覗き込み、ほっぺたをつつく、
「……………v」
『あ〜vvvまつげ長いです〜〜〜〜っっっ!!!かわいいっっっ!!!!(鼻血噴きますッ)』
「ビバ春………(かなり幸せです)」
ぼそりと呟き、不穏な事を考える少年だ。
「…………………」
規則正しい寝息を立てながら眠るカイル。この分では、暫くは起きそうにないだろう。
「…………………」
ぼ〜っと寝顔に見とれながら、『僕も寝ちゃおうかな〜♪』などと考えるカナタだったが、せっかくのチャンスに何かやりたいとも考えていた。
「……………う〜ん」
(しょうもない事で、)考え込むカナタだったが、ふと目に入った物があった。
―――しろつめぐさ
それだけでなく、小さなかわいい花々があちらこちらに生えている事に気がついた。
「――――似合いますよね……」
仰向けになって気持ちよさそうに寝ているカイルの横にも、白い花が点在している
その風景はカナタ的に鼻血を噴きそうな感じだ。
「………白いのが似合いますよね♪」
うにゃりと呟くカナタ………。
「カナタ………」
「はいv何ですかカイルさんvvv」
ようやく起きたカイルは、自分に何が起こったか暫くは気づかなかったが、カナタの『きれいです〜〜vvv』と言う言葉にイヤな予感を感じ、またたきの手鏡で自分の姿を見て絶句した…
「これ………」
「似合いますねっ!!」
「……………」
カイルはカナタの手によって色とりどりの花々で飾られていた。
髪に小さな白い花を散らばらせ、髪飾りのようになっている。大振りな紅い花も耳元に飾られていた、
「は〜〜〜〜〜v綺麗です〜〜〜〜〜vvvvvやっぱ起きてる時に見ると一味違いますよね♪」
寝ている時には『スリーピングビューティーv』などと言って楽しんでいたカナタだ。
「―――――カナタ………」
「なんですか?」
にこ〜v
無邪気な子供スマイルだ。
「あ、しろつめぐさで髪飾りも作ってみました!!」
「……………」
にこにこ笑いながらしろつめぐさで出来たわっかを手渡す。
「………………帰ろうか………」
「はいっ♪」
カイルにはそれしか言う事ができなかった…………。
そんなこんなな、春の一日
おまけ。
カナタ:ん〜。つくしってなんか苦味がありますよね〜(もぐもぐ)
カイル:……………(無言で箸を運ぶ)
カナタ:ふきのとうも草って感じの苦味が………(もぐもぐ)
カイル:……………(もくもく)
カナタ:カイルさん?
カイル:〜〜〜〜〜〜〜(もぐもぐ)
カナタ:苦いの嫌いなんだったら無理して食べなくてもっっっ?!(汗)
カイル:〜〜〜〜〜〜(泣)
終わり☆
碇 仁巳様
ぐはっ!すんませんっ!!!
ギャグなのかそーでないのかわかんない事にッ!!
いやギャグですがっ!
へぼりらり〜っつー事で許して下さいっ!!!(死)