秋の運命いかにや?

 

「秋といえば、遠足でーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーすっっっっっ!!!!!!」

 

「な、なにが…?(汗)」

何やら荷物を抱えて、叫ぶカナタ少年。

そして、急な展開についていけないカイルは、あっという間に捕獲、のち(カナタのペースに)流されてゆくのだった……………。

「ちゃんと、300ポッチ分のおやつは買ってきましたから!一緒に食べましょうねっ!!お弁当も張り切って作りましたから!!さあ!行きましょう!すぐ行きましょう!!今行きましょう!!」

 

 

そんなわけで、二人は今秋の山(場所不明)に来ている。

「秋の味覚採取です〜〜〜〜〜〜!!!」

紅葉した葉が、ちりばめた赤い絨毯の中。そんな物はどうでもいいとばかりのテンションだ。

所詮、カナタは『花より団子』なのだろう。

そして、赤い地面に座り込むと、どんぐりを取りはじめる。

「どんぐりもどんぐりコーヒーとか、灰汁を抜いてどんぐりクッキーをつくるんです〜〜〜vvv」

「おいしい…?(汗)」

「さあ?食べてみたことありませんし。一応美味しいらしいですけど、クッキーの方は保証しません!」

ほのぼの?とした会話をかわしながら、二人は 丸いの 細いの 大きいの………と色々拾い集めていた。

カイルも楽しんでいるらしく、カナタの方に意識は向いていない。

そして、その隙にカナタはふと怪しい色合いのキノコを発見した……………

「…………!」

しばらく黙ってそれを見つめるが、カイルの視線がこちらを向いていないことを横目で確かめると、素早くそれをむねポケットにしまう。

 

「………………実験(怪しい薬…)の秋ですね!」

 

そう一人ごちて……。

「カナタ、栗の木あるよ?」

「わーーーーいですv(キノコは帰ってから遊び(=実験)ますーーー。)」

 

 

「ほーーーーー。」

「大きいよね、」

見上げる程大きな木に栗の実が鈴生りになっている。ちょうど熟しているらしく取り頃のようだ。

「栗御飯ですね。」

「………」

キラリと瞳を輝かすと、どこからか斧を取り出し、大きく振りかぶる………。どうでもいいが、情緒という物は存在するのだろうか?

「カナタっ!ストップ―――(汗)」

「ええっ!?切っちゃダメですかっ!?」

「ダメ。」

「―――――――――――――しかたないです!!必殺!回転キーーーック!!です!!」

 

ドゴッ…

 

過激な方法で栗を取ろうと、カナタがケリを放つと、望み通り栗は落ちてきた。

 

カナタの上に、

 

「ぎゃ〜〜〜〜!!!ちくちくがーーーーっちくちく感がーーーーーーーーーーっっっ!!」

栗の刺まみれで、どこにカナタが埋まっているのか分からない程だ。これが天罰という物だろう。

慌てたカイルが栗の山(イガ付き)をのけようとするが、なかなかうまくいかずにカナタの救出は遅れた。

 

 

 

「うぅっ………かなり痛いですーーー(泣)」

とうとうと涙をこぼしながらも、カナタはカイルに手当てされ、お弁当を広げはじめている。

「まあ、何はともあれお弁当タイムです!!見て下さい!この僕特製の『カイルさんおにぎり』を!!ちなみにカイルさんのは――――」

ジャジャンと取り出した、のりでカイルの顔を作ったおおにぎりは、カナタが喋っている間に転がり落ちてしまった。

「ああっ!!カイルさんおにぎりがーーーー!!カイルさんはここで待ってて下さいーーーーーーーーーーーーーいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃいいいいいいぃぃいいいいいい!!!!!!!?」

いうが早いか、カナタはおにぎりの元に走り出した………のではなく、転がり落ちていった。

なぜか、都合よく存在した崖の下へと。

「カ、カナタっ!?」

心配するカイルだが、たった今『待っていて』といわれたため、どうしようかと悩んでしまう………蛾、その瞬間カイルの視界に飛び込んできた物がいた。

ぽわぽわとしたしっぽ、手のひらサイズの可愛い生き物。

 

「――――――――リスv」

「きゅv」

 

きゃるんとあらわれた森の動物達に、カイルの瞳は釘付けだ。

 

 

 

「どわあああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

転がり落ちながら、カナタは考えた………。

 

『あああああっっ!?なんか僕異様に運悪くなってませんか!?フリックさん並みですよっ!!というか、某こうかん日記で好き勝手してる分のしっぺ返しですかっ!?こんなに転がったら絶対頭悪くなりますーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!(泣)最後に遺言ぐらい残す暇ないんですかっ!?今までの思い出が走馬灯がっっっっなんでドラえ●んはたぬ きに見えるんでっ………………』

 

ゴスンッ!―――――――ベシャドカッゴリッッッッ!!

 

 

 

 

 

 

 

「うわーーーーーんっっっっっカイルさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜んッッッッッ!!!!(泣)」

ぶつかったのがちょうど柿の木の下だったため、渋柿を体中につけ、べとべとになったカナタ。少年はようやく辿り着いたカイルの元のファンシーな光景を見てさらに涙をこぼした。

ウサギやらリスやらを体にのせ、木の実を分け合うカイル…………。自分のことを忘れているのは明白だ。

 

「うわ〜〜〜〜〜〜〜〜んっっっっっっっっ!!!!!!!もうこんなオチ『あき』ましたーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

秋の寒空の中、少年の叫びがこだまする。

秋はなんだか物悲しくなるというお話(嘘)

 

 

 

 

 

秋なだけに、寒いオチ。

それではお後がよろしいようで……(よろしくないっ!>ズベシッ)

いや、本気で意味のないお話でした。(泣)

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