貴方に続く…
どれだけ伝えても伝わらない想い……………
それでも……それでも、相手に、少しずつ伝わる度に、それでもいいと思っていた……。
『スキ』が『好き』に変わるまで、待てると思っていた………。
――――――――案外、呆気無く壊れるものだった…。
『ほら、あそこの人たち仲いいですねー−v恋人同志なんですねっ!』
まちの流れを眺め、そうあの人に伝えた時………
あの人は言った。
『僕には……よく、わからない…』
僕ニハヨクワカラナイ
いつもなら、他の人の事を気にするでもない僕、
いつもなら、そんな答えを返す事はないこの人、
―――――――――『ワカラナイ』のは、人を愛す気持ち?
僕に望みは一つもない…?
それなら、僕はどうしたらこの人を手に入れる事ができるんだろう……?
ほんの些細な事で、歯車は狂い出す。
さも、それが『運命』であるかのように………
「カナタ……?」
何をされるのかわからず、困惑した瞳で見つめるこの人……。
組み敷いた身体が暖かくて、何故か泣きたくなった。
何かいいたげに開いた唇を、強く手で塞ぐ。
―――――――聞きたくなかったのは……拒絶、悲鳴どちらだろう……。多分………
両方だった……。
―――――イタイ。
「………」
何が起こったのか、よくわからなかった。痛みを伴う、暴力に近い行為……。
抵抗はできた……でも、カナタの辛そうな表情で、それもできなかった………
『愛シテクレナクテモイイデス、貴方ノ身体ダケデモ僕ニ下サイ』
―――イタイ。
痛いのは、身体?心?どっちなんだろう………
冷えたベッドが、『カナシイ』と言う感情を抱かせる。
隣に誰もいない――――――…この部屋の主である少年が……。
いつも僕に『スキ』と言ってくれた少年が………
「―――『スキ』?」
引っ掛かるものを感じ、僕は呟いた……。
『スキ』『好き』―――――――彼の言う『スキ』は僕の思っていた『スキ』ではなかったのだろうか……?
「―――――――行か、なきゃ……」
僕は、重い身体を引きずって、部屋を出た。
「…………」
夜の風が冷たく頬を撫でる。
何かあると、ついここに来てしまうのは、ここしか行く場所がないからかもしれない………
そんな事を考えて、自嘲の笑みがもれる。
自分で、暖かい居場所を壊したのに――――――――――
引き裂いた時の生々しい感触、悲鳴…………耳から離れないっ…
泣き顔なんかみたくなかったのに…。
…………僕は後悔しているのだろうか――――――?
違うと言う声とそうだと言う声………。
僕は何がしたかったのだろう?
考えてもわかるはずのない、思考を思いもよらなかった声が打ち消す。
「カナタ…」
「!」
――――――幻?
シーツを纏っただけの白い姿態に、一瞬本気でそう思った。
「カイルさん………」
無理に表情を繕おうとして、失敗する………一体、どんな顔になっているのだろう、
もう二度と顔なんか、見せてくれないだろうと思っていたのに………
「…………」
憎しみも何もない表情………この人にとって、僕のした事さえも心に残らない………?
暗い気持ち―――――
「―――――ごめんね、」
「!?」
何?
「なんで、謝るんですか!?僕が悪いんですよ!?なんでですかっ!?」
「………」
わずかに、首を振るこの人……それを気にも止めず、僕は叫んだ。
「なんでですかっ!?僕振られたんですかっ!?もーいですっ!監禁しますからっっ!何で僕の事みてくれないんですかッッ!?僕はどうでもいい存在なんですかっ!?せめて、僕の事嫌いになって下さいッッ忘れられないくらい嫌いにッあんな事して許してもらえるなんて思ってませんッ!!」
「………嫌じゃなかったから…………」
?
何、言って?
「ふ、…え?」
「どういったらいいのかわからないけど…………、嫌いになれないから……」
「えっと…つまり?」
それって………
「カナタの事す………」
「こーゆー事してもいーって事ですねーーーーーーーーーッッッッッッッッッ!?(錯乱)」
がばあ。
「え?ええ?え!?(/// |||)―――――さ、『裁き』!!!!!!」
(ソウルイーター発動)
こうして、錯乱したカナタ少年の為にカイルさんからのはっきりした気持ちがきけず、両者の不毛な片思いは続くのだった。(現在進行形)
ギャ、ギャク落ち!?
許されるのでしょうかっ!?(否、許されまい。>死)
こ、この2人でしたら、コレで精一杯?
つーか、言い訳はやめて、一言!
ごめんなさい!!猫ノ森桃山様っ!!!!!(逃)