雪
雪 雪 雪
雪が降る
僕の身体に降り積もる
灰色の雲から
白の欠片
ただ降ってくる…
汚れを隠して
全てを『白』に染めてゆく………
全てを塗りつぶしてくれる
何もかもを…
それが嬉しい
「カイルさん、埋まっちゃいますよ?凍死体にでもなるつもりなんですか?」
僕は答えた
「うん」
それもいいね―――――――――――…
「……………雪だるま決定戦ですね。」
「、」
隣にある温もり
それが僕を引き戻す
「カナタ、」
雪が降る
全ての視界を覆うように
雪が降る
「雪だるまって、作るほーが楽しーですよ?」
「…………そうだね…」
白い欠片
降り注ぐ
「でも、2人で『心中』ってのもおつですよね」
僕は答える
「うん、そうだね――――――…」
と、
雪
ただ
ただ
この世界を染めあげて
白く……………
何も見えないように、