写ってるんです
「ちょっと見て来て来い見ろ見やがれーーーーーーーーーーーーーーーーーーーvvvvv カイルさんの生写 真ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!」
「バカか。」
ルックの毒のこもったツッコミでも、同盟軍リーダー、カナタの暴走は止まらない…………。
「大体、なんで石版の前で騒動を起こすわけ?」
「なんとなく!」
カナタのあまりのはしゃぎ様と、あのトランの英雄の写真と聞いて周囲にいたメンバー達が多少集まった。
「ほら!カイルさんの昔の写真ーーーーーーーーー!」
「あ、解放軍時代のだ…」
フッチが覗いて、そう言う。確かに、カナタの持っている写真は解放軍時代のモノだった。凛々しい表情で棍を構えている。
「かわいーーーよねーーーーーーーvvv」
ニコニコと上機嫌そうに、他の写真も取り出す。どうやら自慢したいだけのようだ。ルックは眉を寄せる、
「なんでこんなのもの持ってるのさ…」
「フッ……」
カナタが意味ありげに笑みを浮かべる。(しかし、他の者達は特に気にする様子もなく写 真を見ていた。)
「僕が何の為にトランと同盟を結んだと思うんだーーーーーーーー!」
「さあね。」
「カイルさんの写真を横流ししてもらう為に決まってる!!!!!!」
「本物の馬鹿だね、」
その通り。
「いやあ!それほどでもっ!」
「誉めてないよ」
まさしく。
――――――ツカツカツカ!
「―――――っカナタ…!」
「あっ!」
バッと写真が取り上げられた。
取り上げた者は写真の中の人物と同じ……トランの英雄カイルだ。
「なんでこんなっ……(///)」
わずかに、頬を染めカイルはカナタを睨むが…様々な写真はすでに辺りにまかれ見られている…………。
「あ、これ段ボール箱に落ちてる…(汗)」
「小っちぇ〜〜〜。」
「……………」
「あvそれ絶対かわいいですよねーーーーー!!!」
カイルは、暫く黙ると再び口を開いた。
「……………カナタ、コレどこから持って来たの…?」
「グレミオさん経由のレパントさんからです〜v」
ぺラッと入手経路を自白する。
「………。」
カイルはどこか遠くを無表情で見る…。
「血の雨だね。」
「そーですね〜v」
ルックが、コメントするが、少年は興味なさげだ。
「誰のせいだと思ってるのさ?」
「さ〜誰だろ〜ね〜〜〜?僕、知りまっせ〜ん☆」
リク内容がつっこむルックなので、更につっこませてもらおう。
「―――――いやにあっさりしてるね、」
「ふふふふふふふふ!」
少年は不気味に笑った……。そして、バッ!と服を開くとそこには………!
「ちゃんとネガも焼き増しもあるんですーーーーーーーーーーvvvvvvvvvvvvvvv」
ビラッと服の裏側に大量のネガ+写真があった………。
そして、その被写体はと言うと……。
「………だってさ。どうする?」
「…………。」
カイルの表情は………………いや、暗くてわからない!
「…………ルック、」
「………しょうがないね、」
「え?」
にっこりとカイルの笑顔がカナタに向けられる………そして…
「『裁き』!」
「『切り裂き』」
にょへーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!と、少年の悲鳴が上がった…(ちなみに、総員退避済)
「わかりました。カイルさんが昔の写真嫌いならしょーがないです!」
ずたぼろになったカナタは懐からカメラを取り出す。
「つーわけでvはいvvv笑って下さいーーーーーー!あ、その花もっと顔に近付けてv」
「………(汗)」
パシャパシャとシャッター音が絶えまなく鳴り響き、ストロボが光る。
「なあ……ルック、つっこまないのか?」
「何にさ?どこをどう見たって『馬鹿』の存在につっこむ時間はないね。」
ああ、とルックは言葉をつなげる。
「あの存在自体につっこみはいれたいね、」
まったく………
終われ。