子供の日v

 

「やあ〜〜〜ねよぉ〜〜〜りぃったあーかぁ〜〜〜〜いい〜コイのぼうりぃ〜〜〜〜♪」

 

るいるいvと歌いながら、カナタはロープをひきまくる。

どうやら、鯉のぼりを上げている所らしい。

 

「おおきぃいーーーー〜〜まごいぃわぁ〜〜〜〜♪♪♪」

 

どうでもいいが、この少年の歌は下手ではないのだろうが(音は外していない)、子供が歌うような歌い方だ。――――――わざとなのだろうか?

「――――――ふぅv上がりました☆」

 

晴れ渡った空の中、大きな鯉のぼりと大量の洗濯物がはためいた。

 

「カナタ…(汗)」

「あvカイルさん〜〜〜〜vvv」

何してるの…と問いかける視線を送るカイルに、カナタはいつもの調子で答える。

「いえ、ついでですから、洗濯物も干しとこうと思ったんです!」

「………(汗)」

「………………本当は、去年のしゅーまっ●使いたかったんですけどね…。干涸びてましたし………」

ボソリと何ごとか呟いて、カナタは遠い目をした。

 

そう、本日は子供の日である。

 

 

 

 

 

 

「む〜〜〜〜〜…(悩)」

「と言う事で、物資は…」

「う〜〜〜〜〜〜ん…」

「こちらの砦にっ……」

かさかさとシュウが読み上げている書類が揺れる。ちなみに、現在重要会議真っ最中である。その中で、カナタは延々と唸り続けているのだ…………

「は〜〜〜〜〜〜〜〜!」

また一つ、ため息が洩れる。

そして、ついにシュウが切れた。

 

「っ!(怒)」

 

ビリイッ!

と、音をたてて、重要書類が破ける。

「カナタ殿ッ…………!」

「何?」

に〜〜〜っこり(怒)と、無理矢理愛想良くシュウは微笑むとカナタに向かって口を開く。

「何か、発言がありますのならどうぞお言い下さいッ…………!」

「。」

その言葉に、カナタはポンと手を打つと、すっくと立ち上がった。

 

『何イッ!?』

『まさかっ――――――!?』

『そんな―――――――っ!?』

 

と、メンバー達が驚愕の表情でそれに注目した。思わず、昔の少女マンガ風の白目驚き顔だ。

 

カッカツカツ…

 

チョークで黒板に書き込む規則的な音が、静まり返った会議室の中に響く。

そして、シュウもあまりの驚きに、硬直してしまっていた。

「――――――できました!」

そう言った、カナタの前に書かれたモノは…

 

1. 柏餅大食い大会〜敗者には、ナナミの柏餅プレゼント〜

2. 武者人形コスプレ対決〜死闘編〜

3. こいのぼり決戦〜誰が、一番高く登れるか(落ちたら死ぬ☆)〜

etc…

 

「さあvどれがいいですか?」

「「「「…………」」」」

 

どれもロクなものではなかった。

 

「〜〜〜〜〜〜カナタ殿ッ…コレは一体ッ………!」

引きつる声でシュウ

「ちょっと、子供の日のイベントが決まらなくて。フッ………(謎)」

「それで、コレか…(汗)」

フリック氏の言葉だ。

「そうなんです!なんかスランプみたいで、どれもいまいちな気がしたから、皆に決めてもらおうと思ったんですケド………―――――やっぱ、全部コースにしてやっちゃいましょうかvvv」

 

にこ〜〜〜♪と笑うカナタの背後から、椅子が(人も)倒れる効果音が聞こえた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんな、うよきょくせつを遂げて、カイルさんといちゃいちゃ菖蒲風呂に決まったんですvvv」

「へ〜…」

すでに服を脱いで、素肌にバスタオルをあてているカイルが何やら微妙な表情で相づちを打つ。

あの後、かつてない程の真剣な会議が繰り広げられ、なんとか同盟軍メンバー達は難を逃れたのであった。

 

カポ〜ンといい音がお風呂場に響いた………

 

 

 

 

 

 

 

 

〜おまけ〜

カナタ:さて菖蒲を〜〜〜v…>匂いを嗅ぐ

(間)

カナタ:臭!>スパーン!と叩き付ける

カイル:………(汗)