野菜畑で捕まえてv
「カナタさん、ジャガイモが食べごろですよ、」
「あ、じゃあ、抜いてもいいですか〜〜〜?」
と言う事で。
「畑〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪!!!!!」
畑の真ん中で、農作業服装備のカナタの姿があった。何事も形から入る少年は、肩にタオル、頭に麦わら帽子、手には鍬と言う格好だ………
まあ、何はともあれ、本日は晴天。畑日和だ。
「さあ!やりましょうカイルさん!!」
「うん、」
こういう事はキライではないカイルも、楽し気である。
「畑〜〜〜〜〜〜〜〜♪畑で芋掘りゃざっくざく〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
作詞作曲カナタなう他を口ずさみながら、鍬で畑を耕す…。
結局カイルと遊べれば、何でもいいのだろう…………
カイルも、ジャガイモをを収穫中だ。
「る〜〜〜♪(カイルさんと2人でいいですね〜〜〜vvv邪魔者は誰もいませんし〜〜〜〜〜〜♪)」
ちなみに、トニーにはカナタが『大丈夫です〜vたまには休んで下さい〜!』と言って、この場から立ち去ってもらっている。ゆえに、誰もこの場所にはいないのだ…
しかし―――――
「はっ!」
「?」
球に、思い出した事があり、カナタは声を挙げて動きをとめる。そして、カイルは首を傾げておかしな行動をとる少年を見ていた。
「しまったーーーー!!!ここにはヤツらがいますーーーーーー!!」
鍬を放り投げて、叫んだ瞬間!カイルの目の前で異変が起こった。
「?」
ジャガイモの苗の間から、土が盛り上がる。
カイルは手を止めて、それを見るが―――――――
ぼこっ
「きゅ〜〜〜〜vvv」
「!もぐらv」
「でやがりましたーーーーーーーーーー!!!!!(怒)」
一匹のもぐらが出た後、数匹のもぐら達も続く。
「わ〜…v」
嬉しそうな表情で、カイルはもぐらを持ち上げる。
ギラッ!とカナタの瞳にさっきが宿った。そして――…
「チェストーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
「!!!!!」
いつものもぐら叩き用のピコピコハンマーなどではなく『1t』と書かれていそうなハンマーをもぐらの上に、叩き付けたのだ…。
「カナタッッ!」
「だめですっ!カイルさん!!もぐらは畑にとって害獣なんですッ!!(本音:僕にとっての害獣ですっ!!)」
一応正論ではある言葉に、カイルは難しい顔をしつつも何か言おうと口を開く
「だからって……」
ズボッ!
しかし、何も言えぬ間に、カナタはこつ然と姿を消した…
一瞬でだ。
「?(汗)」
辺りを見回すが、影も形もない。
そして、そのタイミングを見計らったように、再び土を押し退け、先程のもぐらが顔を出した。
「v」
無論、カイルの意識はそちらに釘付けだ…。
ちなみに、カナタはと言うと
「くぅ………っ!もぐらがっ!もぐらが僕とカイルさんの仲を引き裂きますッ!!」
血の涙を流すカナタの周囲から、けらけらけら!という神経を逆撫でする鳴き声が響いた…。カナタは、もぐらに地面 の中に引きずり込まれたのだ…
土に塗れ、一番底にまで嵌っている少年には、その声は充分すぎる程の刺激を与えた………。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜舐めるなですーーーーーーーー!!!(怒)」
『ロケットランチャー』(どこからだした…?)を構えたかと思うと、カナタは即行で引き金を引いた。
チュッドーーーーーーーーーーーンッッ!!
「!?」
爆音が轟き、辺りに畑の土が舞い上がる…。
それによって、視界はゼロだが、一人の人物が歩いてくるのはなんとか見えた…。
もうもうと舞い上がる白煙(?)の中………………ゆらりと現れたのは……。
「カナタ…?」
カイルは腕の中のもぐら(複数)を無意識にぎゅうっと抱き締める…。
それを見て、かなりヤバ気な引きつった笑みを浮かべ、カナタは『ロケットランチャー』を投げ捨てた。一発装填式なのだ…。
そして、懐から通称パイナップルと呼ばれる物体――――――『手榴弾』を取り出すと…
「ジェノサイトですーーーーーーーーーーーーーーーーーー〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」
安全ピンを外し、何十もの『パイナップル』をまき散らした…………………
「カイルさんから離れろーーーーーーーーー!この獣ーーーーーーーーーーーーーーっっっっっ!!(怒)」
「カナターーーーーーーー!!(怒)」
1時間経過…
「あ〜〜〜〜…どうしましょうか〜?」
後頭部に大きなたんこぶを作ったカナタは、すっかり焦土と化した畑を見回す…
「………。」
自らやらかした事に、余り反省の色が見えない…
しかし。カイルは黙ったまま鍬を差し出した…。
開墾決定だ。