Let'sクッキング☆

 

 

「るりららら〜〜〜〜〜〜♪」

じゃーーーーん!とエプロン装備のカナタが、泡立て器とボウルを両手に構え厨房に立つ。

「ふっふっふ!」

そして、怪し気な笑みを漏らすと…

愛のクッキングーーーー!!!開始ですーーーー!!」

怪し気な事を叫んだ。

 

「ふふふふふふふ…!カイルさんと愛のおやつタイムを実施する為に、『愛の手作りおやつ』が必要ですよね〜〜〜!!」

愛、愛と連発して、かなりうっとおしい。

そして、ここはレストランの厨房であり――――――…

 

「あの〜カナタさんヨ〜〜〜…(汗)」

「はい?」

そっ…と入り口の辺りから、ハイ・ヨーが顔を覗かせる。

「今日の営業は〜……」

「休みです。」

あっさりとカナタは言い放った。

「という訳ヨ〜〜…(汗)皆さんごめんよー」

「うおーー!オレの昼飯ーーー!!」

「食いのがしたーーーーー!!(泣)」

「あああああ〜〜〜〜…(泣)」

口々に、上がる兵士達の悲鳴………ハイ・ヨーは、すでに先刻承知だったのか、遠い目をするだけだった………。心無しか、ヒゲが垂れ下がっている。

「愛の為には、多少の犠牲はやむを得ませんね……フッ!」

もはや鬼だ。

 

 

「さあ〜〜!まずは、生クリームを作ります!」

チャキッと準備していたものを入れた、ボウルを構え……

 

混ぜる!

 

「ホァトォーーーーーー!!」

…………謎の奇声を上げているのは、無視し……。カナタは見事に、一瞬で生クリームを泡立てた。

ピンとつのが立つような白い泡が、1秒フラットでボウルの中に出来上がっている………。

 

が。

 

「うおう……(汗)凄い感じです…」

辺りの惨状の方が物凄かった。

壁やら、床やらにあまりの速度に吹っ飛ばされた生クリームが飛び散っていたのだ……。

かなり、材料の分量に足りなくなっている。

「ふっ……」

不敵な笑みをカナタは浮かべ……スッと、どこからともなく、もう一つのボウルを取り出した。

 

「こんなこともあろうかと!すでに出来上がり品がここに!!」

 

ババーン!と一人で盛り上がりを見せて、天高くボウルを持ち上げた。無論、片一方の手は腰にあてている………。

「………。」

カナタは黙って、それを降ろした。

「まあ………続きやりますか。」

一応は我に返る瞬間というものがあったらしい。

カナタは生クリームをもう一つのボウルに混ぜる。

 

「ああっ!?しょうもない事している内にもう、こんな時間です!」

自業自得であろう。

「僕とカイルさんの愛のお茶の時間がっっ!!」

しつこい。

「まだ生クリームですよッ!?どうしろっていうんですかーーーーーー!!」

「カナタ………?」

ボウルを持って、わたわたと走り回るカナタの前に、噂の人が現れた。

「はうあっ!カイルさんvvv」

 

――――――そう、予想通り……。唐突に現れたカイルに思いっきり気をとられ、カナタはボウルを手からすっ飛ばしたのだ…

 

「ああっ!?」

「!」

 

空中を生クリームのたっぷり入ったボウルがスローモーションで、カイルの方へ向かってくる。

カイルは素早くそれを避ける為に身を翻したが――――――

 

「カイルさんーーーーーーーー!!!!!危ないですーーーーーーーーー!!!!!」

「!!!!!(汗)」

 

ずざざざざざざざざ〜〜〜〜〜〜!!―――――ベショッ…

 

「…………」

「あ。」

カナタがタックルをかましたおかげで、起動修正され、見事にカイルは生クリームに塗れた………。(しかも、カナタにはかかっていない。)漆黒であるはずの髪は、生クリームに塗れ所々白くなっている…。ただ、その髪には生クリームすらも映えるのだが…。本人には全く関係ない事だ。

「カナタ………」

「今日のおやつはカイルさんっていう事で!」

「………(汗)」

生クリームのついたほっぺたにうっちゅ〜vとちゅうをかますカナタだった……………。

 

 

本日のおやつ、カフェオレ(生クリームたっぷり)

 

 

 

謎作品…。

ここに完成!(死亡)

すみません!!なんとなく、気分が生クリームだったのです!

言い訳になってません…