ほのぼの劇場。

 

トーマス君城。そこは破壊者一行と戦っていると言う時でありながらも、何故かのほほんとしたムードの漂う場所だった。

今日も平和な城で平和な(?)騒動が起ろうとしていた。

 

 

城主の部屋(風呂場の横)

「あの……お茶、いかがですか?」

「ありがとう、」

のほほ〜んとしたムードの中、トーマス君城城主トーマスと、(何故だか城に滞在している)トランの英雄であるカイルが共に座ってお茶を飲んでいた。

カイルはいつもの少年、カナタと逸れ、ぼ〜っとコロクら5匹とひなたぼっこをしている所を「よかったら…」とトーマスに誘われたのだ。

ちなみに用件は暇なので、話し相手をして欲しいと言う事らしい。現在、ヒューゴがセシルを連れて遠征中なので、話し相手がいなかったのだ。ついでに、日誌もつけ終わり、当番も当たっておらずやる事がまったく無いと言う状況らしい…。

まあ、そんな訳で今の状態にあるらしい。

特にお互い話してはいないのだが、何となく落ち着いたムードが漂っていた。 それはそれで楽しい物らしく、カイルもリラックスした状態のようだ。

「あ、」

急にトーマスが声をあげる。

「?」

何事だろうとカイルが首を傾げるが、そう大した事ではなかった。

「目の下にゴミが……」

ただそれだけの話だった。

 

 

 

 

 

 

「カイルさーーーん!!カーーーーーイーーーーーールーーーーーーーさーーーーーーん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!(泣)」

 

どこですかーーー!!と探し、走りまわっている少年は、かなり目立つ存在なのだが、かなり変わり種の多いこの城ではたいして異質な存在ではなかった。

「あ、」

そして、そんな少年(3×才)が駆け抜けてゆく中、見知った少年の顔があった。現炎の英雄、ヒューゴである。どうやらちょうど帰還した所らしい。

その少年は、カナタが物凄いスピードで駆け抜けてゆくのにも関わらず、野生っこパワーで一緒に駆け出した。

「トーマスさんの所に行くのか?」

「違います!」

「じゃあオレも一緒に行ってもいい?」

「だー!なんでこの城の人は人の話を聞かないんですかッ!僕を出汁にせずに、会いたいなら会いたいで勝手に行けばいいじゃないですかーーーッ!!」

 

しかし―――――…結局、走って行く先は結局トーマスの部屋であるので、たいして変わらなかったりする。

 

 

 

ズダダダダダダ!―――――ゴンゴン!!

 

「カイルさんいますか〜〜〜っ!?」

一応はノック(しかし、勢い余り過ぎ)をしてからカナタはドアを開いた。

そしてそこで見た物は――――――――…

 

トーマスがカイルの頬に触れ、親し気に顔を寄せている所であった。

 

しかも、カイルが目を閉じている。特に嫌がっている様子もない。

「カッ…!」

ヒクっとカナタの咽が鳴る。「か?」と首を傾げる2人。

「カイルさんが浮気しましたああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

うわあああああああああああああああああああああああああ!と叫び声が開け放たれたドアの向こうから遠ざかってゆく…

そして、ドアの近くにはきょとんとしたヒューゴが一人残されていた。

ヒューゴは首を傾げてトーマスに問いかける。

「何してるの?トーマスさん、」

「あ、目の下のゴミとっていたんです…」

「へ〜そうだったのか〜」

「カナタ?(汗)」

のほほんとしたムードの中、カイルだけが困惑中だ。

しかし、外からの叫び声がまたどんどんと近付いてくるのだった……

 

「うわああああああああああああああああああああああああん!!!!!!」

 

「!?(汗)」

だーーー!といきなり少年は飛び込んで来ると、カイルをガシイッと抱き上げてまた再び走り去って行っている…。

「トーマスさん?」

あれは???と尋ねるヒューゴだが、こればかりはトーマスにも答えられる訳がない。

「さあ…?」

といつもどおり困ったような表情で首を傾げていた…。

 

 

 

 

ちょうど人気のない、城の裏手の湖…。

そこまでカイルは運ばれて来ていた…。

さすがにここまで10秒で辿り着くのは、カナタでも苦しかったのか、肩でゼーぜーと息を付いている。

「………?(汗)カナタ、大丈夫…?」

取りあえず、カイルはそう声をかけてみた。すると、少年は顔を上げ、じっとカイルを見つめた。

 

「………………………………………………心中しましょう。」

 

「え?」

唐突に言われて、カイルは何を言われたのかまったく理解できなかった。

「他の人に取られるくらいならいっそ心中です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!一緒に逝きましょうーーーーーーーーー!!!!!!」

「カナターーー!?(汗)」

「大丈夫ですーーーーー!!痛くしませんーーーーーー!一瞬ですからっ!!!!!」

「まっ…まって……!(汗)」

どこから取り出したのか、年期の入った紅い紐(心中用)を振り回し、すっかり暴走したカナタが暴れる。

なんと言うか、その言い方はまるで歯医者の様でもある。

「カイルさーーーん!!!!!(泣)」

「カナタッ…!」

 

 

ゴス。

 

 

10分後…。

「ゴミとってもらってただけだったんですか〜〜v(でも、それはそれで許せません!)」

「………(汗)」

ようやく納得してもらえたカイルは、疲れた表情でカナタの隣に座っていた。ちなみに、そのカナタはと言うと、頭にたんこぶを作っていたりする。

「………てへv早とちりでした☆」

「………」

『てへv』ですむ問題ではないように思われる…。しかも、殺されかけた方にしてはどうにもコメントし難い。

「と言う事はカイルさん僕だけですよねv」

「………」

「僕だけ好きですよねv」

「………(汗)」

「好きですよねv」

「………(///)」

「好きですよねっv」

「………うん(///)」

真っ赤な顔で頷くカイル…。

 

はた目には、強制的に言わされた感もあるが、本人らにとってこれが普通な事なのか……、何故だかカイルから頬にキスが送られているのが見えたとか見えなかったとかと言う事だ。(その後どうなったかは不明。)

 

 

 

 

次の日…。

inレストラン

「カーイルさんv今日は楽しく2人っきりのデート☆ですよねvvv」

「そうだね…(汗)」

あんまり大声で叫ばない方がいいだろうと思うのだが、既に周囲から浮いていると言う事はまったく無かったりする…。

「取りあえず、パフェ食べさせて下さいv」

あ〜んvと口を上げて、目指せラブラブ!とばかりにそんな事を言う少年だ…。一度この頭の中を見てみた物だ。

カイルは何か諦めたような表情でパフェのチョコレートの部分をすくい運ぼうとしたのだが、

 

「あの……何食べてるんですか?」

 

ひょっこりとトーマス(ヒューゴとセシルもいる)が顔を出した物だから、思わずカイルはその前にスプーンを差し出してしまった。つい首を傾げた様子が犬のような愛らしさを感じたのか、反射的にだったのか、ついカイルは差し出してしまったのだ。

しかも…

 

ぱくっ…

 

反射的にトーマスも食べてしまっている。

「…………あ。」

ハッとカイルが気付いた時には、もう遅かった…。

「カッ……」

カイルさんがーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっっ!!!!!!と少年の叫びがよく晴れた空のした、響き渡った…。

 

 

 

 

 

 

蛇足。

「カイルさん!ダメです!!トーマス君は危険です!!近寄っちゃダメです!ことごとく僕とカイルさんの邪魔をしてます!!(泣)」

「? 偶然じゃ…?」

「絶対違いますーーーー!!!!!(泣怒)もー!こうなったら実力行使ですーーーー!!」←押し倒し

「!?(汗)」

 

結局怒らせるカナタだった…。

 

 

 

もげ…;

最近まったく訳のわからないものしか出来ません…

すみません〜〜!;

でも頑張りました!!(汗)

逃げますーーーー!!>鬼ダッシュ