飛ばれて飛び出てビックバン☆!?〜少年達の意味のない戦い…〜
問題発生AM.9:00
ハイランド。
「なんだい、コレ?;」
一応王様やってます、な感じの苦労人ジョウイ=ブライトさん。妻は覗き、部下はバカップル、義兄(故)はブタ狂い、親友は犯罪者(カナタ:なんかいいましたか?)………そんな人生の苦労を抱えた彼は、どん!とばかりに机上に置かれた荷物を指差し、尋ねた。
「さぁ、存じ上げませんが、」
あっさりそう言ったクルガンに、シードが反応を返す。
「なんか宅配便らしいぜ、さっきレオンが孫から届いたとかで喜んでたし、」
「孫…?」
「レオンの…?っていうか、孫がいたのか…(汗)」
どうでもいい事で感心されている。
「で、ジョウイ様、その箱がどうかしたんですか?」
「いや…」
首を傾げて問い掛けて来るシードに、ジョウイは深刻な表情で一旦言葉を止めた。
そして…
「………なんか、カナタから届く荷物と同じ様な予感を感じるんだ…(汗)」
「「つまり、」」
…嫌な予感
3人は、沈黙を持って、それぞれの感情を示し合う。
同盟軍リーダーカナタ。…彼は、義姉の制作した食用生物(?)の処分をわざわざ親友に任せようと、荷物を送って来る…。
―――ふいにジョウイは、壊れた…というか、引き攣った笑みを口元に浮かべた。
「レオンには悪いケド、………カナタに送ろうか、」
「そうですね、カナタ殿にお任せしましょう(あっさり)」
「おい!;いいのかよ!?(汗)」
そんな訳で、物語は始まった。
「う〜ん…」
同盟軍リーダーカナタ。その自室で何やら珍しく、呻くような悩む声が上がっていた…。
そして、その部屋には当然トランの英雄ことカイルもいたりする。
ちょっと流されやすく、最近苦労症な彼は、箱の前で腕を組んで、数十分も悩み続けている少年見兼ねて、声をかける事にした。
「カナタ…(汗)いい加減、箱開けたら……?;」
「いや、でもジョウイからですよ?一応金属探知機でチェックしましたから、爆発物じゃないでしょうけど、(火薬の匂いもしませんし)」
「爆発って…(汗)」
「いくら(一応)親友とは言え、敵同士!情けは無用です!最近(生物)兵器かも知れませんし!!」
「それは、カナタがやってる事なんじゃ……(滝汗)」
「まあそう言う事実は横に置いときましょう!」
つい先日、ナナミ料理を送りつけた犯人は、『それは置いといて、』のジェスチャーをすると、再び箱へと向き直る。
その、人が入れるサイズの、半分くらいの大きさの箱の宛先には、油性マジックで真の宛先を消した感じで、カナタの名前が書かれていた。何とか、解読できるのは、差出人の所の『ア〜〜〜ト』という記号のみだ。
しかも、貼られているシールは『生物』だ。
「う〜〜〜む…」
「カナタ…本当に生物なら、早く開けないと腐るよ…?;」
「そーですよね〜…(ナマモノかイキモノか悩む所ですけど。)」
まだ決心が付かないのか、カナタは悩んだ表情でそう呟く…。
しかし、元来深く悩まない体質の少年は、ようやく飽きたのか、その一瞬後にキッパリと決心をつけていた。
「よし!死なばもろともです!開けちゃいましょー!!」
「………(汗)」
そーれ☆とばかりに、カナタは勢いよく箱に貼られていたテープを引きちぎる。
そして、中から出て来た物は――――…
「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃ〜ん!本人ですら性格を忘れたカルナ様登場ー☆」
映像ならば、思わずここでズッコケシーンを入れたくなるような登場だった…。
頭に羽をつけた男の登場に、カナタはぶるぶると怒りに震える…。そして、一気に叫んだ。
「がーーーーーーーーっっ!!(怒)また出やがりましたねーーっ!?まともに小説で登場もしてない死人野郎の癖にちょこまかとーーーーーっっ!!!!!(怒)」
炎の英雄さんファンを敵に回すような発言は止めて下さい…。
「今出てるし、」
「うるせーです〜!!(怒)時代遅れな登場の仕方しやがってですーーー!!口惜しかったら箱の蓋持ち上げたまま腰でも振ってみたらどうですかっ!?サザ●さんみたいにっ!!」
「うわ、それも古っ。」
「むが〜〜〜〜〜〜〜っっ!!(怒)」
無駄な言い争いを続ける2人…。というか、どっちかというと一方的にカナタが突っかかっている様子だ。カルナの方はほとんど相手にしていない…。
否、それよりも問題は、幻水3登場の炎の英雄(故)が何故こんな所に現れているのかが問題だろう。―――そう、決して幻水2の時点で何故幻水3のキャラを知っている!?とう点ではなく、(死)
「なんでこんな所に…?(汗)」
「ん?いや、きっちり死んでてサナの守護霊やってた所を、シルバーバーグ家のガキんちょに召還されてな〜ハハハ☆そのまま、箱詰め。」
「キーーッ!2の時点で死んでるか死んでないのかの確認も取ってもらえなかった癖にーーーっ!!(怒)」
「そりゃ、作者の責任だろ」
死んでなかったらゴメンナサイ。
「カイルさん狙いですかっ!?カイルさん狙いで来たんですねーーーーー!?」
「いや、だから間違って送られて来ただけだっつの、」
「こうなったらカイルさんを賭けて漢3番勝負ですーーーーー!!!!!!!」
カルナの声も、何もかも聞こえていない状態らしい。
そんな少年をみて、カルナは面白そうににやりと笑った…。
「よーし、乗った」
「ちょっ…!;」
「かかってこいですーーーーーーー!!(怒)カイルさ〜〜んっ!!見てて下さいっ!!絶対負けませんよ〜〜〜っ!!」
「ああああ…(汗)」
カイルは頭を抱えた…。
そう、普段の少年もそうだが…
この人絶対楽しんでるだけだ……!;
しかし、賞品の身であるカイルの意見など、誰も聞いちゃあいなかった。
とにかく、ここで説明しよう、『漢3番勝負』とは、勝手にカナタが作った(いい加減な)物で、1.もぐら叩き、2.早食い、3.一騎討ちという、訳のわからない勝負である。
それでは、早送りで勝負模様をお送りしよう…
第1R
「出て来る物はみんな叩きますーーーーー!!!!!ふははははーーーー!(ルカ様風に、)」
「カナタ山ネズミも叩いてるっ!!;」
第2R
「幽体のオレにどうしろっていうんだよ?」
「お供物原理ですね!…げふっ!」
第3R…
…一勝一敗。残るは一騎討ちのみ、
「……………」
「いつでもいいぞ〜?」
ひゅ〜…と、雰囲気バッチリの風が吹く中、ムードに不釣り合いな笑みをカルナは浮かべていた。
そんな中、少年は殺気すら孕んだ瞳でカルナを睨み付けた。
「先に言っときます!これに僕が勝ったら、二度と幻水2にも3にも作中に出演してこないで下さいよ!?」
「…OK?」
にやっ…
男が笑った。
カルナと言う人物は、見た目は金たらと同年代のように見えて履いても、年期が違うと言うか、器が違うと言うのか、実年齢の貫禄がすでに身に焼き付いているようだ。『男』と形容する方がしっくりくるような、余裕の笑みだ。
「………っ!(怒)」
その事が更にカナタの癪に触るのか、少年のいつもの落ち着きがなくなった。(…まあ、最初からだったが、)
トンファーを握る手に力が籠る。
そんな時だ、カイルが口を挟んだのは、
「カナタ、ちょっとまっ…」
「止めないで下さいっ!!」
カーーーーッ!!と怒りの咆哮(?)を上げて、カナタが跳躍する。
カイルの声に触発されてしまったらしい。
「あ〜あ〜…しょうがないっつーか、なんていうか。」
「うっさいですーーー!!(怒)」
「カナタッ!;だからっ……!」
焦った表情でカイルが何事か告げようとするが、既に時は遅し、辺りには鈍い音が響き渡っていた……
ゴンッ
そう、ゴンッと…
「はい、終わりだな。」
「カナタ……;カルナさん、幽体……」
「………」
幽霊な事を生かしての、見事な避けっぷり(?)に、カナタは一人で障害物に突き当たって、自滅したのだった…。
………情けな過ぎる。
「お、もうこんな時間か、じゃあサナの所に戻るな、――――またな、」
おかしそうに笑うと、炎の英雄は見事に、その場から消え失せて行った…。
そして、残された2人は…
「…………」
「…………」
「…………うっ…」
「…………(汗)」
「うわ〜〜〜〜〜〜〜んっっ!!カイルさ〜〜〜んっっ!!!!!(泣)」
「うん…(汗)わかってるから…」
よしよし、とばかりに珍しくカナタの頭を撫でてやるカイル…。
カナタとカルナ……きっと再戦は近いぞ!
負けるな主!戦え2主!!僕らは君の勇姿を忘れてはいない!そう、多分!きっと!!
―――そして、この事件の元々の元凶だが、彼は今、約3才になる弟に、「軍師たるもの、仮死もマスターしなければならない」とかなんとか言って、濡れ布巾を顔の上に乗せている所だったりするので、召還云々の事などすっかり忘れていたりした。まあ、所詮蛇足である。
- 完 -
カナタ:で?(怒)結局この話なんだったんですか?
やなせまい様に対する…さ、サービスだったんですけれど…;
カナタ:で?
………なってませんね、(涙)
ううう〜;すみません〜;いつもより更に訳がわからなくて…(汗)