ここは、ファンタジーパロvな合作ですvv

誰と合作しましたのかは、本人様より、「ナイショで!」という事ですので、覆面 作家様vとさせていただきますが、(何故覆面?;)

…読めばわかります!―――ていいますか、かなり無理を言って、置かせてもらいました、理由は読めばわかります…海月の担当の駄 文ゾーンはともかく、その方の場所がいいのです…笑いあり!涙あり!愛あり!な話だからです!(日の目を見ないのは、もったいないー!という海月の我が侭から無理矢理強奪してきました;)そして、妖精さんのあまりの可愛さにメロキュン☆なのですよー!…絵板で絵を集めましたよ、ええ。(笑)

後、この話を読むにあたって、知っておいた方がよい作品は、『ドラ●エ』『レイ●ース』『まるマ』ですv

 

奇数番号が覆面様v偶数が海月です☆


 

その日、一同はプールで遊んでいた。

そして、いつも通りカナヅチなカナタが溺れたり、暴れたりしていたのだが、やはり疲れたのでお昼寝をする事になったはずなのだ…。

そのはずだったのだ…

 

 

★☆夢の中☆★1

少年は、菜の花畑を歩いていた。

どこまでいっても黄色いそれは続いてる。

 

「って何か三途の川っぽ…」

「三途の川は当分いけないと思うよ」

 

突然、声が聞こえた。しかも真上から。

 

「げぇ!!ティウ何だそれ!??」

「人を見るなりそれはないでしょー!」

プンプンと怒るソレはキラキラ光る鱗粉を振りまきながらリクの頭の上をぐるりと回ったあと鼻先で止まり小さな指をつきつけた。

「それに今はティウりんっていうんだぞ。

勇者たちの導き手、歌って踊れる光の妖精ティウりん☆」

えっへんと威張ってそのままリクの頭に乗る。

「なんだその変なネーミングは…(ぜってぇ呼ばねぇ…;)」

「細かいことに拘るな!君は勇者の一人リークナイトだ! 邪王を倒し、王子を助けこのゲンスイピアを救うのだ! 」

管理人には今ネタがなく、今書いてる話の設定を持ってきた!

なんて浅はかな!だが進め!ネタが無い!

「RPGしろってことか?」

「そう。幻水もRPGだけどね。 ドラクエ風にすればいいんじゃない?ファミコン初期時代。」

「カナタ達は?」

「これから迎えに行くのーカナタ君は勇者〜」

「カイルさんは?」

「邪王に攫われた王子さまだよ。」

 

★☆夢の中☆★2

菜の花畑を少し進んで行くと、キノコの形をした家が見えて来た。

「…いきなりマ●オか?」

「あれは勇者の家だよ☆」

RPG風に場所を尋ねると、ティウさんが答えてくれる。

もう、夢だから、家があろうが何があろうがお構いなしだ。

いやにファンシーなその家の中を覗くと、ちょうどカナタが暴れて飛び出してくる所だった。

 

「カイルさーん!今助けますよーー!!」

 

王子を名前呼びしていいものだろうか?

そんな疑問はさておき、背中に大量の荷物を背負った少年は、勢いよくティウさんらの前に立った。

「お迎えに来たよー勇者リークナイトと一緒に、勇者カナタ♪」

「あ、ティウりんさん!」

「呼ぶなよ!?;」

リク君のツッコミに、妖精なティウさんはずり落ちて、地面につく前に一回転して飛び直した。

ちょっと不機嫌になったが、少年に名前を呼んでもらったからか、再びご機嫌顔だ。

「うん☆これで勇者は全員そろったね!」

「少なくないか?」

「少ないなら頑張って集めよー!」

「大丈夫ですよ!リクさん!カイルさんを助ける為にも万全を期して荷物持って来ましたから!!」

「アイテム士かっお前は!?;」

「「勇者だってば、です☆」」

ちなみに、中身はアイテムばかりでなく、暗器の類いが多い。(無論トンファーもあるが、)その事から推察するに、アサシンの方が近いやもしれない…。

まあ、どうでもいいが。

 

★☆夢の中☆★3

 

が。

 

「弱い…;」

「僕たち何か弱いんですけどっ!;」

彼らはスライムっぽいやつと格闘中である。

そして、苦戦していた。

どんどんHPが減ってゆく。

 

「ティウ!どーゆうことなんだよ!」

リクが泣きそうだったので上空から見守っていたティウ☆りんは降りてきた。

「レベルが1なんだからしょーがないでしょ。」

『え〜〜〜〜〜〜〜!!!』

このままじゃスライム(?)一匹でゲームオーバーになってしまう。

「ほらほら頑張ってカイル王子を助けなきゃ」

「はっ!そうですカイルさんが!!!」

カイルさんへの想いで勇者カナタはかいしんのいちげき!

敵を殲滅した!

勇者カナタ すばやさ 2アップ
      わんりょく 5アップ
      あい   MAX

 

★☆夢の中☆★4

「レベルアップです〜♪」

例の音楽をバックに、カナタが嬉しそうにポーズをとる。

「ティウ、俺は?」

「ティウ☆りんだってば、リクはね〜後、EXP1でレベルアップ!」

「うわっ微妙っ!!」

RPGにありがちな、後もうちょっとなのに〜っというジレンマに悩まされる。

「あ。そうです!リクさーん、何か装備しましょうっ!」

「なるほど!…確かに、このままじゃ死んじゃうもんな。」

「装備ならさっき敵が落としていったのも、カナタ君の袋の中にもあるよ〜☆」

ティウさんは空中で楽しそうに、敵の残骸を指差した。

実際倒した敵が消えていないので、なんか嫌な感じだ。

 

で、装備。

 

LV1勇者リク
 あたま 鉄のカブトDP+2(初級冒険者向けの装備)
 みぎて 鉄の剣AP+3(初級冒険者向けの装備。両手剣)
 アイテム 妖精の粉(ティウ☆りんからのお助け効果1回※何が起こるかわからない)

LV2勇者カナタ
 あたま ネコ耳帽DP+1(マニア向け。幻惑効果)
 みぎて 吹き矢AP+1(毒)
 ひだりて AP+2鉄バット(釘が刺してある。当たると痛い。)
 アイテム カイル王子の生写真(持っているだけで元気百倍)

 

「………」

「はい?」

「いや…もう別にいいか。」

リク君はもう突っ込む事を止めた。

「あ、ほらほら勇者リクチャンスだよ♪」

「は?」

「敵が来てるから経験値アップ☆」

「何ーーー!?;」

今度のスライムは集団で来た。

「カナタ回復アイテムを!」

「わかりました!―――あっ!リクさんまずいです!!;」

「何がだ!?」

「回復アイテムがなんでか『オートミール』ですっ!!;まずくて食べられませよ!?」

「知るかーーーー!(怒)」

 

リク君の怒声がはじまりの森の中、響き渡った…。

 

★☆夢の中☆★5

 

レベルも10になったころ・・・

 

「何かレベル上がるの遅くないか!??」

「幻水ではレベル上げ簡単ですからね〜すぐ上がるし。」

自分たちの出るゲームがいかに易しいシステムだったか嫌というほど思い知らされた。

 

「あの村に寄ってみたら?もうすぐ一つ目のイベントが起こるよ。」

ティウの指差す方向を見るといかにも寂れた廃村といったような小さな村が目に付いた。

「イベントって何ですか?」

「さあ?僕はただのガイドさんだもん。」

目的の村にちょうど着いたとき、どこからともなく悲鳴が聞こえた。

「なんだなんだ。」

「きっとあれがイベントですよ。」

見るとモンスターが少女を攫っている。

周囲が泣き叫ぶ中、3人は傍観していた。

やがて騒ぎが収まった頃、一人の少年ががくっと膝をついた。

どうやら少女の知り合いらしい。

「てゆかあれヒックスじゃん。」

「つーことは攫われたのはテンガアールさんですか。」

「ほら。話しかけてよ。それで助けに行くんだよ。」

何故なら、メインイベントは全部こなさないとカイル王子の元にいけないのだ!

 

★☆夢の中☆★6

 

「張り切って声をかけましょう!はい。リクさん!」

「俺かよっ!?」

「どっちでもいいけどさ。とにかく早く行かないと、カイル王子がどうなるかわからないよー」

何せ魔王に掴まってるんだから、早く助けないと!と言うティウさんの言葉に、ぴしりとカナタは動きを止めた。

 

カイルさんが…

魔王に…

 

薄暗い部屋の中、鎖に全裸で縛られて…

上がり続ける悲鳴と、そして続く陵辱…

『カナタっ…助け…もっ……ぁっ…』

『ふははははー呼べど叫べど助けなど誰も来ぬわー!』←カナタのボキャブラリーの貧困さ具合をとてもよく示している妄想。

 

「ぎゃーーーっっ!!許せませんーっ!(血涙)カイルさーんっ!今助けますーーーっ!!(怒泣)」

「は?;突然何言ってんだよ…」

もはや、邪王に知れたら、訴えられそうな想像ぶりだ。

しかもカイルがそんな簡単に手篭めに合うはずがない…。

しかし、そう止める暇もなく少年は物凄い勢いで走り出した。

「やる気出たねーv」

「出過ぎだろ」

「ぬおーーーーっっ!!カイルさんはどこですかーーーっ!?」

「うわあああああ!?;」

カナタに突進され、ヒックスが悲鳴を上げているのを見ながら、二人は呑気に会話していた。

 

 

「ゆ、勇者様でしたか…あ、あのその…僕の幼なじみのテンガアールをどうか魔物の魔の手から救い出して下さい!」

頭にたんこぶを作ったヒックスがそう言って頭を下げた。

「魔物でも魔王でもなんでも倒しますよっ!?」

「そりゃいいけど…その前に、詳しい話を聞かせてくれないか?」

頭に血の昇ってしまったカナタを制して、リク君。

ティウさんは妖精らしく、お茶の出されたテーブルの上で自分の頭程もあるクッキーを齧っていた。とてもおいしそうだ。

 

★☆夢の中☆★7

 

「実は先月頃からいっぴきの魔物が村の近くにある古城に住み着いて 困ってるんです。しかもその魔物は変態ロリコン気質らしく、テンガアールをよりにもよって嫁にって!!!」

しくしくと泣くヒックスを慰める。

「えーと、ネクロードかな。」

「変態ロリコンで人外っていったらそうですよね! 女の敵ですね!そして魔王ゆるすまじ!」

「どーでもいいけどカナタくん!魔王じゃなくて邪王だから!おっけ〜?」

どうやらまるマの魔王さまに作者が気を遣ったらしく、そうなったようだ。

 

★☆夢の中☆★8

「むっ!?邪王!?よこしまなんですかっ!?許すまじですっ!!滅殺!魔物は全滅させてみませすっ!!;くっ!カイルさんになんて真似をっ!!(怒)」

「なあ…。オレら絶対まだホイ●スライム出ても負けるぞ?」

「カナタ君の頭の中で、カイル君どうなっちゃってるんだろうねー?」

クッキーを食べ終わったティウさんは、定位置のリク君の頭の上に戻っている。

「スライム責め!?スライム責めなんですかっ!?ぎゃーーーっ!!カイルさんーーーっ!!(泣)」

いい加減、コードに引っ掛かりそうな上、カイルさんに失礼なので、暴走を止めて欲しい。

「魔物に陵辱されるなんてーっ!!(怒泣)」

「ええっ!?(泣)て、テンガアールがそんな事に!?」

「いや、違うから。」

「あ。これはマズいね〜」

「カーーーイーーールーーーーさ〜〜〜〜んっ!!」

「ぼ、僕もッ!僕も一緒に戦いますっ!何も出来ないかもしれないけどっ…テンガがそんな目にあうなんて事になったらっ…!!(泣)」

♪ヒックスが仲間になった。♪

「いいのか〜これ;」

「いいんじゃない?」

 

とにかく、暴走しながらも、一同は古城へと向かった。

 

★☆夢の中☆★9

 

「・・・まんまネクロードのとこじゃん。」

「やっぱり1使用なんですね。」

「だって2だとティントでだし〜雰囲気でないんだもん!」

びくびくと恐れるヒックスを尻目に他の3人は暢気なもんだ。

暗い廊下を歩きモンスターを倒してレベルアップする。

 

「そもそも邪王って何者なんだよ。なんかふざけた名前だし。」

「そうですよ!何でカイルさんを攫うんですかー!?」

世界のガイドさん(?)であるティウりんに二人は質問責めをする。

一応世界設定はわかっていないと楽しめない。

「邪王は邪王なのーそれ以上でもそれ以下でもないのー魔王の力が弱まったから邪王が出てきたんだよ。 だから王子を助けなきゃ!」

『・・・・・・・・・・????』

ティウは説明が下手だ。

 

★☆夢の中〜☆★10

「とにかくっ!魔物を全殺しにすりゃいいんですねっ!」

「そうそう。」

「思想がやばくないか?」

「にっくき邪王めぇええええっ!!今こそ正義の鉄槌で血の殺戮です〜〜っ!!」

「カナタ…お前、そろそろキャラ戻れよ。」

「いや、カナタ君元々こんなだよ。」

「そうか?」

リク君の言葉も無視して、カナタは釘バットを振りまわしている。

そして、ティウさんとリク君はやはり呑気そうだ。

ヒックスは、蜘蛛の巣にぶつかって悲鳴を上げていた。

 

<とりあえず、割愛。>

 

「えーっと、たしかこの絵画のスイッチだよな。」

「微妙に慣れましたねー」

「まあな〜」

何度もネタとして出されたこの城。

すでに2主…もとい勇者達も慣れたものだ。

最後のスイッチをリク君が押し終わる。

カチリ…

何かが起動した音を聞いて、扉が開くと誰もが思った。

しかし…

 

パカッ!

 

「「「!?」」」

何故だか床に穴が空いた。

そして、3人はどこまで続くかわからない穴の中に落下していく…。

「「こんなのってあり(です)かー!?;」」

ティウさんはそんな3人の元に優雅に飛んで降りてみせた…。

 

 

★☆夢の中☆★11

 

落ちたところは薄暗い小部屋だった。

何も無い部屋に肖像画がひとつ飾られている。

 

「てゆかこの絵、カイルさんじゃん…」

そう。その絵に描かれていた少年は紛れもなくカイルさんだ。

剣を片手に煌びやかな服に身を包み、高貴ないでたちだ。

カナタ君はこの絵は持っていこう、と決めた。

が、剥がそうとしても剥がれない。

ふと、絵のタイトルが目に入る。

「「魔王・・・・?」」

不思議そうな2主たちにヒックスは何を当たり前のことをいってるのだろうという顔をした。

「魔王カイル様ですよ。」

「ええええ!!だってティウはさっきカイル王子って・・」

「だって昔はゲンスイピアの王子だったんだもん。 でも魔王に選ばれたんだもん。だから言ったじゃん。助けてね〜って。」

紛らわしい。

 

★☆夢の中☆★12

そして、二人は考えた。

 

『邪王は邪王なのーそれ以上でもそれ以下でもないのー  魔王の力が弱まったから邪王が出てきたんだよ。  だから王子を助けなきゃ!』

 

…と、ティウさんは言っていた。

魔王=カイルさん。

カイル王子の力が弱まったから、邪王が出て来た。

そして、カイル王子は邪王に掴まっている。

では、邪王はなんの為に弱った魔王を攫ったのか?

「もしかして殺して魔王の座を奪おうと!?」

「もしかして弱ったカイルさんを今の内に口説こうと!?」

「…おい。」

「しかもそれが駄目なら魔王なカイルさんを無理矢理身体から手に入れようと!?許せませんーーーっ!!(怒泣)」

何やら、もはや暴走はとまらなくなっている。魔王萌えー!とか叫んでいる所を見ると、何ともコメントしようがない。

「夢の中って自分の欲望が表に出るからね〜」

「そういう問題か?」

 

とにかく、先に進もうという事になった。

もう、正しい情報は、邪王の手先(推定)ネクロードから引き出せばいいという考えだ。

…しかし、そこでまた時間がかかった。

 

「うっふっふ〜vvv♪」

「お前なー;」

「まあまあ。これがなきゃカナタ君じゃないんだからさー」

「て、テンガアール無事でいてくれてるだろうかっ?(泣)」

…カナタがどうしても、カイルさんの絵を持っていくと聞かなくて、3人がかりで額縁を破壊したのだ…。

そして、中の絵だけを確保したカナタはかなりの御満悦だ。本物のカイルさんがどうなってもいいというのだろうか?目先の愛に眩んだラブハンターは恐ろしい…。(?)

「油絵は絵を内側に巻いちゃダメなんですよ〜♪外側に巻かなきゃだめなんですー♪」

「もういいって。」

 

★☆夢の中☆★13

ティウの説明はイマイチ要領を得ない。

何かまだ重要なことを隠しているように二人には見えた。

「そういえばカイルさんと邪王はどこにいるんだ?」

「・・・それを知るにはストーリー進めなきゃ〜」

「そもそも何でカイルさんを攫うんですかー?」

「それもストーリー進めなきゃおしえなーい。 …あと、この世界の僕は案内ちゃんとするけど、信用しちゃだめだよ〜」

そういえばこの妖精、この世界の中で、配役としては味方なんだろうか?

 

というわけで対決!ネクロードである。

「ヒックス〜ボクはここだよっ!」

ウェディングドレスを着たテンガアールが助けを求める。

その姿を見て3人は(うっ…こいつマジでロリコンだ・・・)とひきまくった。

「フフフフフよく来ましたね勇者カナタ、そしてリク! この娘を助けたくば私を倒して見なさい!」(ネクロードの口調がわからない…;)

 

お約束なセリフを吐きながらヴァンパイアは一行の前に立ちふさがった。

しかしそんなことを考える暇は無かった。ダンジョンボス、ネクロードとの対戦だ!

 

★☆夢の中☆★14

勇者パーティー先制攻撃☆

 

「先制攻撃ですよ!!あのロリ吸血鬼にどう対処しますか!?」

「じゃあ…ティウ!アイツのレベルって幾らくらいだ!?」

「えーっと。45。ちなみに、リク達は今レベル15だよ!ヒックスは、13☆」

「勝てるかー!(怒)」

「知恵と勇気で乗り切れましょう!!」

「ああっ…テンガ〜!(泣)」

かなりの無茶を言いつつ、とにかく正攻法でこなすイベントではないとリク君は判断を下した。

「時間を稼ごう。」

もうそれしかない。

「じゃあ僕交渉しますよ!!」

「出来るのか?」

「一応こう見えても同盟軍リーダーですよっ!えっへん!」

「ってそりゃオレもだろが。」

「今は勇者なんだってばっ!」

<勇者カナタは交渉をした。>

 

「質問でーす!邪王って誰ですか〜?あと、なんでカイルさん攫ったんですかー?ついでにロリな吸血鬼は邪王の手先なんですかー?」

「ロリッ…!?(怒)質問は私を倒してからしてみる事ですね…」

<交渉は不調に終わった。ネクロードは怒り化した。ATアップ。>

 

「駄目だろうがっ!?」

「一応ボス戦だからねー」

「ちぇ〜☆です。」

 

★☆夢の中☆★15

「でもさ〜15と45は違いすぎるよ。ホントに倒せるのか〜」

「この場合、イベント的に絶対勝てない戦闘なのかもしれませんよー」

「えー・・・でもそれはないと思いますけど・・・」

ヒックスが弱気にいう。確かに、雰囲気的にそんなことはない。

「もしかして仲間にし忘れた奴がいるんじゃないか?」

嫌な予感がして、3人はティウを見る。

すると妖精は暢気そうに羽根をカナタ君の頭で休めた。

「仲間?ああ、確かに道中助っ人3人入れることが出来たよ。」

二人は、やっぱりな・・・と遠い目をした。

「僕はそんな細かいこと教えられないのー」

 

★☆夢の中☆★16

「じゃあ一体どうしましょうか?」

目を寄せて、上に乗っているティウさんを見るカナタ。

「どうするったってそりゃ…」

 

どうしよう?

 

絶望かもしれない。

…しかし、それくらいでへこたれるような勇者らではなかったが。

「正攻法じゃ無理だよな。」

「今から仲間集めにいきますか?」

「いや、それも無理だろ。」

「やっぱせこ技で行きますか?ゲームオーバーとかになったら、復活の呪文とかなさそうですし…」

ごにょごにょごにょ…

「わ〜悪巧み〜。」

ティウさんは所在なく、カナタの前髪を細い三つ編みにして遊んでいた…。

 

計画。

一人囮。

一人人質確保。

一人暗躍。

 

…で、決定した。

 

 

 

★☆夢の中☆★17

 

暗がりの中、青白い炎がゆらゆらと燃えていた。

「辺境地区担当のひとりが勇者に倒されたようです。 確か・・・あのロリコンの、」

「ああ、あの変態の。」

ロリコン、変態という言葉で思い出されるネクロード。

 

黒いローブを被った人物がふう、とため息をつくとその場にいた 人影たちは話を中断し、その人物に向き直る。

「その勇者と名乗るものたち・・・早めに潰しておく…竜使いフッチ。」

名前を呼ばれた少年は黒い人物の前に進み出る。

「君にまかせる。」

「はっ!この四天王が一人、竜使いフッチが。 必ずや勇者の首を持ち帰ってごらんにいれましょう。」

 

 

 

 

★☆夢の中☆★18

その頃の勇者らはというと…

 

「ちゃららら〜ん♪勇者リクと勇者カナタはレベルが上がった〜♪レベル26っ!アイテムに花嫁のドレスと祝福の指輪を手に入れた〜」

「わーいっ!やりましたねーっ!」

「おー!…ていうか、かなりレベル上がったな〜」

「テンガアールっ!無事でよかったよ!!」

「ヒックス!助けに来てくれたんだねっ!」

 

穴に首まで埋められたネクロードの周りで、何やら勇者パーティーはほのぼのと会話を交わしている。

一体どんな手段を使われたのかネクロード…。無念そうに唸っている。

「…さあ!とっととめぼしい情報を洗いざらい吐いてもらいましょうかっ!?」

そして、そのロリ男の首の横にザクッ!とスコップを刺すと、カナタが幼い顔に精一杯の厳めしさを浮かべてそう宣言した。

「ある意味これも人が変わってるよな。」

「こんなもんこんなもん☆」

「じゃないと周りを発情したオスゴキブリで埋め尽くしますよ!?蓋を被せてっ!」

想像するのも恐ろしい事を言わないで欲しい…。

 

★☆夢の中☆★19

 「さあ!やられキャラらしく説明的セリフで情報をあらいざらい喋って死んでください!」

「おいおい・・・」

ネクロードを拷問にかけようとしたまさにその時、リクやカナタ君の横を、すなわちネクロードがいたところに炎が走った。

見上げると、バッサバッサという音ともに黒い竜が上空から見下ろしていた。

「「フッチ・・・??(しかも1使用)」」

「邪王さまに盾突く愚かな輩はお前らか!? ・・・・はっ!!
ネクロード!!・・・遅かったか。おのれ勇者め!」

自分がとどめをさしたことには気付いていないらしい。

フッチは怒りを込めて勇者一行を睨むと声高々に言い放った。

「竜の棲む山へ来い!邪王さまの前に俺がお前らの相手をしてやる! もっとも、お前らにそんな勇気があるのならな!」

それだけ言って去っていった。

 

「うわ〜生意気・・・」

「1のフッチだから。」



★☆夢の中☆★20

とにかく、貴重な情報源であるネクロードは、吸血鬼らしく灰になってしまった…。これではもう、相手の望む通 りに動くしか選択肢がない。

ついでとばかりに聖水をホースで巻き散らかし、完全に復活のメドを潰し、一同は村へと戻った。

村ではやはり盛大な歓待が行われたのだが―――

 

「竜の住む山…」

「ここから東に進んだ所にある場所だよ〜」

「なんかやっかいそうですねー;」

勇者らパーティーは渋い顔だった。

何せまた振り出しに戻ってしまったのだ。せめてフッチが拷問の後に来ていたなら全然構わなかったのだが…。

「やっぱ行かなきゃだな〜」

「ですねー。ともかくカイルさんの為ですっ!!世界を破壊するぐらいのつもりで行きましょう!!」

「どっちが邪王だよ。;」

などと会話をしながらも、アイテムを整理する。

意外に敵と戦ったので、アイテムも色々とたまっているのだ。回復アイテムのオートミールなど40個もあり、オートミール〜マイルド〜、薄味、カラシ入り、など色々と種類も増えている。…難を言うならば、どういう効能があるのか誰も食べないからわからないという事だけだ。

「売るか!」

「ですね!」

漢らの熱い結束の中、ティウさんは知らない顔で眠そうにリク君の上で欠伸をした。

 

「あの…今度の事は本当にありがとうございました!それで…竜の、住む山に行くんですよね?」

ふいにヒックスとのイベントが始まった。

「ああ、」

リク君が頷く。(ティウさんが落ちかけた。)

「役に立たないかもしれないんですけど、…」

おおっ! 勇者らは思った。

(仲間入りイベントか?)

(何かアイテムイベントかもしれませんよっ!)

 

しかし…。

 

「これ…戦士の村の名産、戦士弁当×3です、お弁当に持っていって下さい!」

「「………」」

期待外れだった。

 

 

★☆夢の中☆★21

ヒックスが去ってしまった今、

再びパーティはリクとカナタ君二人になってしまった。

道具屋でアイテムを売ったり買ったりしたあと、

三人は町をぶらぶらと歩いた。

 

「仲間がぜんぜん入らねーじゃん。」

「もしかしてずっとこのままなんじゃないですかー;」

はっきりいって、二人だと戦闘がつらい。

フーとため息をついたとき、ティウが欠伸をかみ殺しながらいった。

「君らの仲間になるのは全部で4人。 一人目は竜の棲む山で仲間になるよ。多分ね。」

がんばってね!と笑顔で二人を励ます。

「・・・ティウってさ、だからこの世界ではどーゆー役柄なわけ。」

「だからガイドだってば。」

 

★☆夢の中☆★22

きっぱりと言い切ったティウさんに、なんとなくそれ以上尋ねる事は出来ない。

「そういえば…地図買ってませんけど大丈夫でしょうか?」

「あー…」

「大丈夫!ガイドだからねっ僕が地図くらい書いてあげるよ。」

「親切機能ですねっ!」

「ガイドって関係…ある、かぁ?」

とりあえず、カナタはティウさんに彼の身長程もあるペンを渡すと、白紙の紙を広げた。

「どうぞです!」

「いっくよー!」

パタパタパタパタ〜♪

…あvなんか、羽をばたつかせている姿が可愛い☆

2主達は思った。

ティウさんの苦労も少しはわかって上げよう。…白紙の紙の上で飛び回り、ぐりぐりと印をつけ、線を引き、絵を書きと、楽しそうだが大変そうな動きだ。

 

「よしっ完成。」

 

ペンを放り投げ、ティウさんは作品を完成させた。

 

「「これはっ…!」」

…なんだかよくわからない。

そして、上隅辺りに、猫のような物がぐにぐにと書かれているのが、特にわからない。

 

★☆夢の中☆★23

「ええーと・・きいていいか?」

「なぁに?」

カナタ君は地図?に描かれた猫らしきものを指差した。

「これは何かの暗号ですか?」

「ううん。熊を描いただけ。」

「「へ・・・へぇ・・・熊」」

しかもただの落書きだったらしい。

「地図の心配はあんましなくていいんだよ。 竜の棲む山のイベントおわったら移動手段の一つが手に入るからね。 それよりも〜RPGなんだから色んなひとに話しかけなきゃだめだよー 家に不法侵入しても怒られないから。宝物とっても捕まらないから。」

君らふたりとも色んなことを逃しすぎ!とティウはぷんぷん怒った。

ガイドとしての余計な仕事が増えるのでどんどん動いてくれいといいたいらしい。

「そんなこといっても・・・」

「なぁ・・・」

面倒くさかった。

 

★☆夢の中☆★24

「いいから話を聞いて行かないと!攻略のヒントを聞き逃すよっ」

ちゃんと幻水プレイ中でもやってたでしょ!とティウさんに言われる。

「ヒント…;」

「あれがまためんどくさいんですよね〜…;」

街ゆく人の流れを見ながら二人は言った…。

ゲームの画面に映る以上に、村に住む人口は多いのだ…。

「じゃあ…;そこらの女の人にでも聞きますか?」

「何故性別限定だ;」

「野郎に声かける程落ちてません。」

「それは激しく同意だけど〜僕もカイルさんも男だよ?」

もはや、カナタは聞いてはいない。

夢の中だからか、カナタはいつもよりも直で発言している。

 

しかし、とりあえず男女平等!の思考に促され、二人は手分けしてそこらの人に話を聞く事にした。

 

おいしいパンの作り方やら、

近頃身体が痛いという事やら、

姑との折り合いの話だとか。を…

 

★☆夢の中で☆★25

 

「坊やたち、竜の棲む山に行くのかい?」

やっと、話しかけた10人目でそれらしい内容が出てきた。

物売りのおばさんは貧乏そうな少年二人に同情したのかリンゴをくれた。

外面だけはいい2主ふたりは良い子ちゃんを演じている。

「はい。物語的に行かなきゃいけなくて。」

「そうか〜大変だねぇ。」

「山には何かあるんですか?」

「ああ、魔王さまを守護する竜騎士さまが棲んでたのさ。昔はね。 でも魔王さまがいない今、邪悪な魔物たちが巣くう死の山さ。」

一体全体、魔王さまはどうなさっているのだろう・・とおばさんは嘆いた。

そういえば、今までいった町や村の人々は皆どこか不安な面持ちをしていた。

「この世界の魔王ってのは、神様みたいなもんなの。」

ふたりの考えを読んだようにリクの胸のポケットからティウが這い出してきて言った。

その姿をみておばさんが驚く。

「おや!それは本物の妖精かい?初めて見るよ・・・本当にいたんだねぇ。」

 

★☆夢の中で☆★26

妖精さんには、これを…と、差し出された真っ赤なサクランボをティウさんは受け取る。

やたらとその姿は、妖精らしく愛らしい物だ。

「ありがとー♪」

「どう致しまして。」

にこにこと、最後まで愛想よくおばさんは去って行った。

 

「むー…竜騎士…」

「邪悪な魔物…」

どんどん謎は深まっていた。

うーむ…と2主らは悩んでいた。

カナタにいたっては、悩みながらリンゴを齧っていた。

「結局、何にしても山には行かなきゃな〜」

「ですね〜リンゴおいしいですー」

「ティウ、レベル的には俺ら行っても大丈夫か?」

「…大体v」

『…』の部分が怖いが、ティウさんはおいしそうにサクランボを食べている為、それ以上の事は聞けなかった。

「よーしっ!じゃあ行きましょう!!とにかくカイルさんが心配ですっ!!」

カナタのその一言で、一同は竜の棲む山に出発する。

 

…。

 

「ギャーーー!!;ここの敵やたらと強いぞ!?;」

「ぎょえーーーーっ!!;マキビシですっ!マキビシーーー!!;」

いきなり大変だった。

 

★☆夢の中で☆★27

「助っ人連れてこればよかったのに。 このイベントだと二人が酒場で助っ人になってくれたよ。」

強い敵に四苦八苦の二人にティウが空中からつぶやく。

そういうことは早く言ってほしい勇者たちだった。

 

なんとかかんとか敵を一体ずつ倒していく。かなり地道だったがレベルはうなぎ上りにあがった。

 

「ふー・・・やっと勇者らしくなってきましたねー」

「歩いた道は血まみれだな・・・;」

 

山の奥まで来た頃、森林に埋もれるように聳え立つ建物に気付いた。

「あそこにボスがいるんですかね。」

「てゆか・・・フッチがいるんだよな。戦いにくいなー」

うんざりの2主たちにティウがキラキラとした羽を輝かせながら言った。

「・・・・多くは語れないけど、ここで間違った選択すると ハッピーエンド迎えられないからね。がんばってね。」

 

★☆夢の中で☆★28

「…つまり、建物ごと爆破は却下なんですね…」

「…ああ、それは確実に違うだろうな、」

「…後、だまし討ちも駄目なんですね、」

「…絶対違うな、」

真剣に話しているが、内容はとことん…アレな感じだった。

「とりあえずっ早く中に入った入った!入らないとイベント始まらないよ☆」

建物の周りを探索するのもいいけどっ!とティウさんはのたまう。

「………建物の周りに何かあるのか?」

「さあ?」

1の時は、カゲとかいたけど〜…とティウさんは回転する。

「やっぱ、地道な作業が足りてない気がしますから、一応探してみますか?」

「だな、」

「がんばれ〜♪」

 

とにかく、二人は草の生い茂った建物の周りを、文字どおり草の根を分けて探した。

 

「な、なんかあったかー…?;」

「ど、どうでしょうね〜…;てか、こんな草ぼうぼうだと、いったん草刈りした方がよくないですか?」

「…すー…すー…」

汗だくで、2主達が奮闘する中、発案者?なティウさんは、木陰でお昼寝の真っ最中だ。動きがないと、画面 上で何か動きをする例のあれだ。(謎)

―――ふいに、何かのレリーフが2主らの目に止まった。

どうやら、くすんで、土に埋もれたそれは、石版の一部らしい。

「掘り出すか?」

「ですね、」 二人は一生懸命それを掘り出した。

大きさはそんなになく、草刈りよりは簡単に掘りだせたそれは、石像の下の説明書きのような物だった。文字が書いてある、

 

★☆夢の中で☆★29

「ん〜・・・何々・・・って読めねぇよ!」

「これ幻水語(?)で書いてないですねー ティウさーん。読んでください〜」

 

二人に呼ばれた妖精は欠伸しながらふわふわと浮かんでそのレリーフの上にのっかった。

 

「えーと何々・・・世界の中心で愛を叫べ。」

「「・・・・・え?」」

「だから、世界の中心で愛を叫べ。」

「それだけ?こんなに長ったらしい文章なのに?」

「うん。略したらこんな感じになるの。」

略すなよ!とつっこむ前にティウはリクの胸のポッケに入り込むとすやすやと眠りだした。

「もしや夜行性なのか?」

虫扱い。

 

★☆夢の中で☆★30

「可愛いですよね〜v」

こちらは、愛玩物として鑑賞している…。

「…とりあえず、行くかー」

「ですねー」

リク君は、その事について否定しないで、先に進んだ。

しかし、世界の中心で愛を叫べ… 謎が多そうである。

 

「とりあえず!叫びますー!カイルさんラブですーーーーーーーー!!!!!!」

 

すー…すー…すー…!

と人気のない建物の中でカナタの声が響く…。

灯りがなく、リク君のポケットで、ティウさんが光を放っている以外は、光源がない中…これはちょっと恥ずかしかった。

「あ!しまったです!!世界の中心じゃないですっ!;」

しかし。本人はまったく気にしていない。

「そういう問題じゃないだろ。」

「そうですよね!君と僕がいる所が世界の真ん中ですから、カイルさんの前で叫ばないといけないですよね!!」

「それも違うっつの。いて、」

ゴンッ!と何かにぶつかりつつ、二人は進む。ちょっと危険なので、早く灯りのスイッチでも探したい所だ。

 

★☆夢の中で〜〜〜☆★31

と暗い中をうろうろして数時間…いきなり周囲が明るくなった。

 

「うわっ何ですか?」

「よく辿り着いたな!暗闇迷路を突破するとは思わなかったぜ!」

 

いつのまにかダンジョンをクリアしてボスの前に来てたらしい。

フッチが槍を構え、黒い竜を従えて目の前に立っていた。

戦闘に入る気まんまんだ。

「…フッチは仲間にするんだよな…?」

「面倒くさいけどカイルさんとのハッピーエンドのためですよ!」

ゲットです! カナタ君はポケモンボールを手にしている。

ゲームが違う、とは誰もつっこまなかった。

いつの間にかティウが起きてリクのポケットから這い出した。

「それじゃ僕は観戦するとしよーっと。」

また例の如く安全なところで見守るようだ。

 

★☆夢の中で☆★32

「あ、ティウさ〜ん!レベル差どれくらいなんですかー!」

「…聞かない方がいいと思う♪」

意味深に、可愛く答えると、ティウさんはぱたぱた〜♪と天井まで上がっていった。

 

「な、なんか怖いですね…;」

「…今更だろ;」

 

「怖じけづいたのか!?」

いつまでたってもかかってこない勇者らに、フッチが苛立って叫ぶ。

どうやら、1フッチはとても短気だ。

「そうです!その前にメイドの土産〜とかでなんか情報下さいよっ!戦闘前に!」

「は?」

「なんか戦闘前にはやっぱり、情報漏らしたりするもんな。」

「そーです!」

 

…嘗められている。

 

ブッチーン。とフッチは切れた。

「いっけー!ブラック〜!(怒)」

邪王様の御為にー!とフッチは黒い竜をけしかけた。

 

 

次に続く!