出会い
バナーの村の少年に、『オレンジドラゴン軍リーダー』がいるから会うって言われて、
なんとなくおもしろそうだから手伝ったんだけど…
そこにいたのはなんと!
あの!トランの英雄さんだったんだ!!!
一目見た瞬間に身体が燃えたような感覚がした
「久しぶりだ…」
ルックの言葉を遮るようにして、カナタは標的に向かって飛びついた。
それはもう、目にも止まらぬ早さで。
「あなたは、トランの英雄さ〜んvvvvvv」
「な、なに!?なに?なに?」
あまりの唐突さに、抱き締められたカイルはパニックに陥った。(当然だ)
「あ、僕はカナタって言います♪」
ニコッと子供特有の無邪気な笑顔を見せる。
それに気を許したのか、カイルもホッとした笑みを見せた。---が、やはり抱き着かれたままというのは居心地が悪いらしく、
「あの、カナタ…君……」
「カナタでいいですv」
「じゃ…あ、カナタ、放して欲しいんだけど………」
「あ、はい」
ぱっ、と腕を解きカイルを解放する。
「ところで、なんて呼んだらいいんですかv」
「カイルでいいよ、」
と、のほほんと答える。
「カイルさんですねv」
そう、まったくこの少年の下心に気づかずに…
「た、たいへんです!ぼっちゃん!!!」
遠くから、あわててグレミオが駆けてくる。
それにカイルが意識をとられた瞬間、カナタはにやりと笑った。
獲物を狙う肉食獣の目で………
その時(元解放軍)メンバー達は悟った。
『もはや、このリーダーは止められん』
っと、
「ナナミ〜〜〜v」
「え?なになに???」
少し遅れて2人は、走りながらしゃべっていた。
「僕、カイルさんお嫁さんにしようと思うんだけどv」
「え〜〜〜〜〜vいいじゃないvvvお姉ちゃん大賛成よ!!」
「だよね〜vvv」
などと異様な熱気が立ち上っていた。
………トランの英雄に幸あれ(なかったりする)