日常的風景
「さあ!今日も頑張ってお城を守ります!!」
ガシャンと鎧を鳴らして、張り切るポーズのセシルだ…。
城の守備隊長である少女はいつでも元気である…。
セシルが城門の隣に立ったその時、
「クゥゥ………」
タッタッタッタと風呂敷をつけた犬は同じくその横に立った(座った)。
「あ、コロクも一緒にね!」
「クゥゥ………」
タッタッタッタッタ…
しかし…この城には犬は5匹揃っていた……。
そう、無論残り4匹も現れるのである…。
「なんだかなあ…(汗)」
溜息を漏らしながらシーザーが横を通過して行く…。
そこまではよかったのだが、最近ここに更に加わる物がいた。
たったったったった…
「?」
セシルが足音に振り返ってみると、バンダナをつけ、赤い拳法着を身につけた少女とも少年ともとれる者が嬉しそうに駆けてきていた。
「v」
そして、その人物はちょこんとコロク達の横に座って並んだ…。
よく見慣れたその人物に、少女は元気良く挨拶をする。
「こんにちは!いいお天気ですね!!」
「こんにちは…」
にこ…と控えめに微笑み、その人物も挨拶を返す。
――――――カイルその人であった…。
「こんな日はお昼寝もいいけど、やっぱり見張りにはもってこいのお天気ですね〜!」
「うん……」
コロクを撫でながらほのぼのとした会話が続く…。しかし、カイルがいると言う事は――――――…
ズダダダダダダダダダダダダダダダダダ!
「カイルさーーーーんッッッッ!!!置いて行かないでください〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!(泣)」
「あ、カナタ…」
「あ。こんにちはー!いいお天気ですね〜!」
カナタもやってくると言う事だ…。
「い、一体何やってるんですか…カナタさん………?」
フッチが呆然と目の前の情景に対するコメントをする………。
そう、(セシルはともかく、)風呂敷犬勢ぞろいと、その横で何故かいちゃついている2人の図というその情景に…。
――――――しかし。この後当然のごとく、フッチとブライトもこの謎の情景の中に組み込まれるのであった………。