外伝ネタ?

 

オレの名はナッシュ、ナッシュ=ラトキエだ。

今日は散歩がてら、同盟軍の本拠地を探ってみようと思い、近くまで来た―――――――――ほずだったんだが……

 

「吐けーーーーーーーーー!!吐かんかーーーーーーーーー!!貴様はスパイだなーーーーーーーーーー!!!!!!!?」

「のわああああああああああああっっ!?(汗)」

 

何の因果か、即座に兵士に捕まり、拷問の最中だったりする。拷問係とたすきをかけた男がノリで叫んでいる。(特にこれと言って何もやられていないが)

くっ……足の下に引かれたジグザグ型の石がっオレの膝にめり込み、とてつもなく痛いっ…!!(汗)

 

「はいvもう一枚追加ですーーーーーーーーーvvv」

 

「のおおおおおおぉおおおおおおっっ!?」

ドスンと音をたてて、更に重しが乗せられた。

目の前では、オレンジドラゴン軍リーダーカナタが楽し気に踊っているっ。

くっ…どっどこをどうみてもこどもにしかみえないがっ!!とんでもない奴だっっ!あっ足がッッ!!!!!

なんとか解放されなければ、これは本気で命がヤバい。そう思っていても何もできないが、なんとか旅の者になりすますしかないっ!

すでに身体検査は念入りに行われ、髪の毛の一本一本から、爪の先、果ては服の生地の中まで調べられている。相手もプロか!?

 

「ごっごかいだっ!オレはただの旅のっ………」

「嘘ですね。」

ためらいもなく、言い放たれる。オレに人権はないのかッ!?

「ふつうの人がこんな時にこんな所にくる訳がありません!!」

「こんな時?」

思わず尋ねかえす。

「……………ここくるまでに、クスクスに寄りましたか?」

「ああ、」

反射的に、正直に答えてしまう。

すぐその事を後悔したが、相手はすでに嬉しそうな笑みを浮かべていた。

「それなら絶対にここにくる訳がありませんね!今、カイルさんが用事中なので、『退屈警報』が出ているはずです!!」

「た、退屈警報…?」

なんだそりゃ?

―――――――確かに、クスクスで『今は危険だ!』とずいぶん引き止められたが………(それでも、きたのだが)

「僕が退屈で何かしらやらかし、人に迷惑をかけまくるという!恐ろしい警報の事ですv」

きっぱり言い放った後ろから、髪の長い(そろそろ生え際がヤバそうな)男が『分かっているのな自重しろ!』と叫んでいる。確か、この城の軍師なはずだと思うのだが………?

一体この城は何なんだ!

くそう、どうすればいい!?

 

開き直る

更に言い募る