「――――ハッ!;つい暴走してお風呂場まで来ちゃいましたケド、ホラーな状況で入浴してるとか完全に死亡フラグですし、ありえないですね!?;」
しかし、物凄いスピードでお風呂場まで直行している。
「うう…夜の人気のない浴室がこんなに不気味だなんて…」
テツさんいつもありがとう!と、カナタはむやみに感謝したくなる。
「怪談だと、こういう時はお風呂から水音がして…」
―――ぴしょん…
「そうそう!こんな感じで…って、ぎゃーーー!?;」
そんなお約束なんていらないです!と手をクロスさせて、浴槽を振り向く。
すると、そこには水面張力にも程がある!というように、ゼリーのように水がぷるんぷるんと飛び出してきていた。
「いやなんか違います!ホラーじゃなくてパニック映画的な!!スライムというか触手というか…ここにヒロインはいませんよーーー!!;」